2018年01月15日

楽器以外こそ


練習環境について質問をされたことが何回もあります。

もし、とても良い響きのする広い空間で毎日一人きりで練習できるのだとしたらそれは最高に恵まれているとは思うが、実はタイプの違う複数の空間で練習することになるのが結局良いのかもと思いはじめています。

毎日毎日違う場所、1日たりとも同じがないというのは考えものだが、限られたいくつかの空間を経験することで

「ああ、こんな風に響くと気持ちいいなあ、ここだとこんな風に聞こえるのか」

と、音の聞こえ方、その現実を知ることになるし、様々な本番会場への対応能力も高まるだろう。


また、一人きりでさらえるにこしたことはないが、本番の日のバックステージのように、周りの音を研究する機会になったり自分と比べたりも貴重なことだから、これまた様々経験できた方が良いのでしょう。

まるで一人きりになれないというのは、実は一番問題なことは確かだとして。


いろんな空間でさらうことになるとして、共通して意識できると良いこと、その考えが定まってきました。

そこが、六畳の畳の間、全く響かない場所であっても、凄く響くひろーい空間であっても


「自分の楽器以外が鳴り響くことを目的とする」


壁、床、天井、空間を占める空気……

自分の楽器以外の、そんな場所たちこそが鳴り、そして響く。


しばらくこれを推奨してみよう。

もしかしたら、不遇な環境でも、うまくサウンドを作れ、コンディションの維持にも貢献するかもしれない。


周り中が音だらけで自分の楽器にしか意識がいきようがない、そんな環境はやはり一番具合が悪い。


N響定期練習
そういう意味でも、東邦音大は郡を抜いて恵まれた環境だ。

posted by take at 18:25| 活動報告