2017年11月30日

インアウト問題


室内楽やリサイタルでの衣装、かつては燕尾服を着る人が多かったし、上着着用は当然みたいな空気があった。

僕の記憶では、今プロアマ問わず大半を占める黒のスラックスに黒のシャツというのは、打楽器の人たちが先駆だった印象。

「打楽器はアクティブな動きも多いし上着は邪魔なんだろうなあ。打楽器アンサンブルのシャツ集団、かっこいいなあ」

と思っていた。

今は逆に黒シャツ真っ盛り。量販店での購入者のかなりの割合が演奏家なのではないだろうか。

プロならみんな数着持っているだろう。僕も四枚あるのだが、結局いつも同じなの着ちゃってます。古女房みたいになってきた。


アンサンブルの場合、冬場になるとその黒シャツの上に上着を着るかどうかの相談になったりする。会場の温度により、ベストパフォーマンスができるバージョンを選ぶ。ネクタイをしないのは当たり前で話が進みます。

先日とあるアンサンブルのコンサートを見て「なるほど」と思ったことが。

みんな黒シャツだったが、人によって上着を着たり着てなかったり。でも客席からは気にならなかった。そんなもんです。

逆に個人がきちんと尊重され独立したアンサンブルのようにも見え、悪くないなと。

ハノーファーユニットの連中は、白シャツに黒上着ノーネクタイだったが、ワイシャツじゃないっぽく見えた。離れていたので正確にはわからないが、これまた違和感なし。


それよりも、実はシャツのスラックスへのインアウト問題の方が、センスと品に影響している気がする。

全員入れよう、全員出そう、自由にしょういろいろあると思うのですが……


膨張色の白よりは黒は良いとはいえ、お腹周りが気になる人ほどインしたがらない。普段着ならまあおかしくもないだろうが、ステージの場合は、実はシャツによる。

量販店で買えるもの含め、実は大半のシャツが「出す用」ではない。ドレスシャツのように左右の裾がデザインされていたり、スリットが入っていたりしたなら逆に出した方がかっこいいのだろうが、そうじゃないものは実はみっともなく見えている。

ワイシャツに代表される、裾の前後が長く左右がくびれのように短くなっているものは、明らかにインするための歴史的意味があってそうデザインされている。

それを出してしまうのは、実はきちんと着られていないだらしない状態。


出したい人はシャツを選んだ方がいいですね。僕はインでいけるよう、メタボらないよう頑張るのみです……もぐもぐもぐ


ジパング

posted by take at 12:21| 活動報告