2017年11月02日

アンサンブル論


『アンサンブル』

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

元来フランス語の一緒に,ともになどを意味する副詞,あるいは統一,調和を意味する名詞で,複数の品が寄集って一体になったものの意。服飾ではひとそろいの衣服や装身具を意味し,前者には同一の生地を用い,関連のある統一のとれたデザインにまとめられたジャケットとスカート,ジャケットとドレスの組合せなど,後者には同じ材料や色,柄によるネックレスとイヤリングの一組などがある。また音楽では,2人以上数人の重唱や小人数による合奏のグループ,室内楽や管弦楽におけるそのなかの特定の楽器群をいう。



アンサンブルとは「同じように揃っている」ものを目指すことではないのだと思う。

「本来違う魅力をもつものがはっきりそれを放ちつつ共存し、調和を作り上げていく」

例えば、同じ製品を数集めそれをまとめてそれなりの大きさのものを作ることをアンサンブルとは言わないのだと思います。

皆が同じキャラクターになるというのはアンサンブルではない。

違う魅力が集まってハイブリッドするために敢えて揃えず、同じ製品にならないようにすることもアンサンブルのひとつだと思います。


実はタイミングがあまりにびったり揃いすぎると、各々が発音のニュアンスを消し合い、音程のみが聞こえることがある。音色の違いは発音の部分で感じたりするから。

木管五重奏のように発音体も音色もまるで違う楽器たちでも、あまりにびったり揃うと楽器の個性は消されてしまう。

わざとずれるということではなく、各々が自信をもって我が音をアピールと共に放ち、結果それが合っていることの方が大事なのだと思います。


揃えにかかった段階で、実は既に魅力はかなりのパーセンテージ削れてしまう。

「誰が吹いているのかわからないくらい同じに聞こえて」なんてことを求めるより、


個性がはっきり聞こえるがでも調和していて、この人たちにしかできない素晴らしい魅力


というのが、本当のアンサンブルの定義なのだと思います。


川越へ

posted by take at 19:12| 活動報告