2017年10月22日

台風を霞めるテレマン


作曲家1人で全編繰り広げるなど、コアなテーマでバロック音楽を楽しむアマチュアアンサンブルの演奏会を聞きました。

会場は近江楽堂。フルート3人、オーボエ1人、ファゴット2人、チェンバロによる、柔らかくも美しい木管の響きを心地好く楽しみきりました。

アマチュアといってもとても達者な人たちで、不安になったり応援したりといったりするメンタルにはなりません。彼らのこだわりの世界を、充分に楽しむことができます。


13回目の今回はテレマンとがっぷりよつ。四千曲も作曲したというラインナップから、珍しくも魅力的な作品が選ばれていました。

曲間には、我がナイトデュオユニット『品川突撃隊』の隊長、ファゴット奏者の菅野さんによるテレマンの説明が入りますが、これがとても価値あるナビゲーション。

順番にエピソードを聞いていき、コンサートの最後にはある程度テレマンの人となりが理解できるように積み重なっていきました。

1人のパーソナルを知っていきながら、その人生をまたぐ産物だけ聞いていくというのはなかなかなないですよね。そんな時間は飽きるどころか、本当に素敵な体験ができたなぁと嬉しくなったのです。


それもこれも、演奏、会場、作品、ステージマナーの素晴らしさが感じさせてくれたものですが、なにより美しい響きが溢れるドームの空間に、テレマンに対する彼らの愛がはっきり見えたからにほかなりません。


休日

posted by take at 16:34| 活動報告