2017年09月24日

甦る山の上の奇跡


千葉少年少女オーケストラの佐治先生から、素敵なエピソードを聞きました。

オーケストラは先週今週と本番が続くという、多忙なスケジュール。先週はピアノコンチェルトを四曲演奏するという大変なコンサートだったのですが、その本番が終わった後、子供たちが自発的に今日やる運命の一楽章を練習しはじめたそうなのです。

楽屋で指揮者と話していた佐治先生も、聞こえてきた練習に感心したそうですが、驚いたマエストロがその練習を指揮してあげたそうなのです。

そんな子供たちの自然発生的な練習は、それだけで感動的。音楽に対する情熱は世代関係なく湧き出るのですね。



ふと、かつての合宿での出来事を思い出します。

伊豆の大仁、山の上の人里離れた合宿所。その年はデュエットを課題にし練習、発表をプログラミングしていました。

課題曲はペダーソンの「プリザント・モーメンツ」。夕食後に、ピアノでこの美しい曲を弾きはじめた楽聖がいました。

すると別の楽聖がそれに合わせて自分のパートを歌ったのです。

更に彼女のパートナーが、寄り添うように歌いはじめデュエットになりました。すると1人、また1人と楽聖たちがピアノの周りに集まり、気づくと全員での合唱に。


僕は感動して泣いてしまいました。


音楽の神に呼ばれるように自発的に生まれた歌声が、価値ある輝きを放ち、心から演奏を慈しむ彼らを本当に素晴らしい存在だと思わせてくれたのでした。


千葉県少年少女オーケストラ演奏会、指導

posted by take at 21:08| 活動報告