2017年08月22日

そば鳴リスト


お盆の時期に数日大学が入れなかったらしく


楽聖「せんせえ、どこかいい河原ないですかね?」


いや、俺、河原フリークぢゃないし。

たけ「荒川とかいきゃいいんじゃないの?」

楽聖「部屋でプラクティスミュートで吹くのとどちらがいいですかね?」

たけ「そりゃ、橋の下とかの方がいいよ。響いたりするし」


そこから、狭い部屋だが一人で吹ける空間と、広いが大人数が音を出している空間とどちらが良いかという話になった。

結論から言うと、実はどちらもどちら。広い部屋で一人で吹けるのが理想。それは誰もがわかっているだろうが、その理由も正確に理解しておきたい。


実は狭い部屋もみんなで吹く広い部屋も 「距離感が近くなる」のは同じである。一番の問題はそこにある。

狭い部屋は、どうやっても壁までの短い距離しか感じにくい。

自宅の防音室で数日さらう。どんなにバンバカ吹いたとしても、跳ね返ってくる音の近さ、視界の近距離はいかんともし難い。その後、広い空間へ戻った時に以前との吹奏感の変化に違和感があり、「やっぱりずっと狭い部屋じゃだめだな」となる。

実は空間が広くても、他の音が鳴っていると、耳がその音を排除し自分の音を聞こうとするので、結果ベルの辺りばかり意識することになる。つまり距離感が近くなるのは同じなのだ。


普段自分が長時間さらう、ある意味そこで自分の音が作られていく場合、どのような空間にてであれ、この距離感に対する価値こそを意識したい。

現実的に近距離が主になるなら、ホールや遠くまでのビジュアルに対する妄想力は不可欠。

たまに河原に立つのだとしたら、遥か向こうの具体的な対象を意識できないと、跳ね返りのない屋外にて自分のベルばかり意識する、つまり結局距離がなくなっていることもある。

でかい音で吹ける、フォルテで吹ける空間を選ぶことは大事。しかしこの距離感を自分こそがもたないと、結局楽器が豊かに響かないか、頑張って吹いているがそば鳴リストになってしまうかどちらかだ。


ジパング

posted by take at 17:03| 活動報告