2017年06月25日

レイア姫のテーマ


明日所沢にて、総勢13人によるN響ブラスアンサンブルの本番(音楽教室)があり、定期の後更にリハーサルが続きました。


今回新しいアレンジのスターウォーズ組曲があり、これが大変にエキサイティング。難易度は高く、そしてクリアしただけの効果がある音楽たち。

中でも「レイア姫のテーマ」が、心に響きます。

フルートの小林美香さんが、リサイタルのアンコールで取り上げた時は驚きましたが、その世界観は素晴らしく、選曲のセンスに脱帽したものでした。


ジョンウィリアムズのオーケストレーションの絶妙さも、この音楽の印象に大きな影響を与えていますが、宇宙での激しい戦争の合間に流れる「一人の人間を表現した曲」、その美しい姿と内面を両方表したような音楽には、独創的な空気感も相まって、非日常に包まれる喜びがあります。

曲は清楚で内向的、個人的距離感で始まり、やがて宇宙という無限の空間の中に放たれるような素晴らしい拡がりを見せる。

ただこれは、宇宙の中にレイア姫がいるともいえるし、レイア姫の中こそが無限に拡がっているような印象にもなる。


人の心は、宇宙よりも拡く可能性も無限なのだと。


中学生の時に封切られたスターウォーズ、僕はそのかっこよさに完全に打ちのめされながら、素敵なレイア姫に淡い憧れも抱いていた。

役についたものとはいえ、世界中の人から愛されるこんな素晴らしい音楽が、自分のテーマとして得られる人生ってどんなだろう。それこそ憧れてやまない。


先だって世界を駆け巡ったレイア姫役、キャリーフィッシャーさんの訃報は、世界で最も高名な姫の死でもあった。

残念だったのは、身体から薬物が検出されたこと。依存症の人生は、人間の弱さを如実に表しているが、しかしレイア姫を描いた音楽の美しさは、何があっても変わるものではない。


音楽とはそういうものである。


N響定期、ブラスアンサンブル練習

posted by take at 12:02| 活動報告