2017年06月10日

遺伝子を吹く風


Facebook知り合いの投稿。

彼のお父上が85歳になった、元気にお酒を四合飲んでいると。いろんなお祝いコメントの最後にFacebookの主が

「昭和一桁ってのは、大した世代だよね」

と締め括っている。


そっか、あの人の親父さん昭和一桁かあ。うちの親父も昭和六年。その世代が85になってるんだ。

うちの親父はもう逝ってから随分経つなあ。72で逝ってもう14年だ。生きてたら86。この親父さんとほとんど同世代。

葬儀の時「72は早すぎる」と口々に言われた。実感があるようなないようなだったが、実際14年は随分長い時間が経ったと感じられ、同じ世代の方がまだまだお元気で四合も飲むのなら、本当に早かったんだなあ。

ただ、いくつまで生きたら納得するのかなんてのは人次第だし、男の平均である80までたどり着いたらまずは早くないのかもしれないが……

いろいろ考えが巡る。

数字としての年も考えるが年をとってからの時間、やはり何をして、何を目指して、どう充実して、どう実感して、どうすれば満足で、どうだったら冴えないのか。


親父はどうだったんだろうか?逝く時ある程度満足だったのだろうか、それとも無念だったのだろうか……

息子の自分とは随分違うムードの人生を送った印象だが、あの顔つきや言葉の数々は、親父なりに幸せだったのだろうか。周りは困ったりもしてたが、僕の知らない幸福もいっぱいあっただろうし。


気持ちよい昼下がりの風が、僕に遺伝子の旅させている。今までにはなかった思い。好きだったり嫌いだったりした父親が一人の人として見えて、過ぎた時間への願いもわいたりしている。


休日

posted by take at 18:26| 活動報告