2017年05月27日

いくさの言い草


大学時代、先輩から飲まされ潰されるというオフィシャルな会にて。

真面目(?)に飲みきり、主旨に反せず(?)潰れていくあたし。もうろうとし倒れている耳元で、同じように倒れている同級生が呟く。

「バカだなあ、マジに飲むからだよ。ある程度飲んで潰れたふりすりゃいいんだよ」

薄れいく意識の中

「なんやねんそれ。そんなん、む、無理………」

当時の僕は、そんな高等技術(?)はもちあわせていなかったし、そもそもそんな発想自体なかった。



時代劇でも現代抗争劇でも、テレビでよく見る場面。

手下たちは、弓矢や玉が一発当たると直ぐさま倒れ息絶えてしまうが、主人公や敵のボスに近いキャラであればあるほど、直ぐにはやられない。

矢や玉を幾度浴びても倒れなかったり、喋ったり、遺言を残したり、この上ない愛を告げたり、場合によってはタイムラグをもって不意に逆襲してきたり。信じられないほどのダメージを受けながら、それなりの時間は経ってだろうが、驚くことに生きていたり。

「あ、あんだけ切られて生きてる、強靭過ぎる………」

手下たちは一撃なんですけどね。

きっと、戦に対するやる気と執着が違うのだろうという意見を聞く。主人公のような人たちは、大将か幹部だったりするから絶対勝つという意欲に溢れてて、手下たちはそこまでではないのだろうと。


現実的にはなんて話にもなった。

手下の中には、切られてはいるが実は全然大丈夫、でもそのまま倒れて死んだふりなんてのもいるんだろう。場合によっては、頭の「いけ―――っ!」で、矢が跳んできたり、鉄砲がパーンと鳴ったら、当たってもないのに倒れて、一通り終わって静かになったら立ち去る、なんてのもいるのだろうと。


そ、そんなんあかんやろ!!! そんな卑怯な真似するんやったら、最初から戦にや参加するな!!


そんなだから、真面目に潰れてたんですね。

現代には全くそぐわない、全てが戦国時代の話でございます。

不条理のパーセンテージは高かったが、深く疑問をもたず、いろいろ飲み込み、勢いに変える時代でもありました。

頭が悪かったといわれればそれまででございます。


アマチュアオーケストラ指導

posted by take at 17:21| 活動報告