2017年05月23日

飩族感覚


「パンがなければブリオッシュ(ケーキを、お菓子を)を食べればいいのよ」

とマリー・アントワネットがのたまったとか、いや彼女の言葉ではないとか。

貴族の庶民感覚のなさ、あるいはヒドイ上から目線を象徴する言葉として有名になっとります。

ただ「パンの原料となる小麦の価格が高騰、それであればブリオッシュ(安い小麦を使った菓子パン)を食べればいいじゃない」という真意だとの説あり。

でもこちらの意味だと、ここまで有名にはならん。


同じくらい有名ではない発言として、讃岐はうどん県には

「めしがないんやったらうどんくーたらえーのにから」(ご飯がないのであれば、うどんをお食べればよろしくてよ、オーッホッホッホッ)

という言葉がある。

え?きーたことない?そんなひどいこと言わん。そもそも貴族やおらんし???

いやいや、こーです。

「お腹すいたー」

「あら!お米きれとるでないん。もーお米やさんしまっとるのー。たけのり、昼こーてきたうどんの麺でもぬくーにして食べるな?」

である。まるで常備しているようであるが、たまたまである。玉々買ってきても、夕方に新喜劇見ながら勝手に醤油かけて食べてしもーたりして、怒られたりしたもんだ。


祖父母の米寿(88歳)のお祝いのことは忘れられない。

「おじいちゃん、最後に鍋にご飯かうどんか入るんやって。うどんにする?」

「たけのり、わしゃもーうどんや、たったが(飽きてしまった)。わしやこれがあったらえーわ」

さすが我が祖父である。みぎてには、熱燗のとっくりがにぎられとった。

讃岐に長く生きると、うどんは飽きてしまうらしい。


「ご飯がないならうどんを食べればいいし、それも飽きたら、熱燗を飲めばいいのよ、オーッホッホッホッ」


N響定期練習

posted by take at 16:58| 活動報告