2017年05月10日

琉球登山物語


『沖縄食堂物語』というクリアファイルがある。

そこに五ヶ条みたいなのが書いてある。これが、全てを経験済みではないのだがやたら頷いてしまう内容。


その一
徹底的に空腹になってから行くべし。間違っても「小腹がすいた」程度でいくべきではない。

だよなー。県芸前のあかばなーは引っ越ししてしまったが、あそこもここも、お盆が運ばれて来た瞬間胃袋が一瞬後退りするもんね。


その二
「みそ汁」「ゴーヤチャンプルー」「さしみ」のメニューは単品と思うなかれ。これらにはもれなくご飯と小鉢(あるいはおまかせおかずメニューが一品)ついてくる。目には見えない「定食」の文字があるということを肝に銘じよ。

ですよ。チキンカツに刺身と煮物、ご飯はもちろん小さな沖縄そばついてたりもするのがフチュー。


その三
客である前に、店に入ったとたん食堂のメンバーになる自覚を持て。店のおばさんの「兄さ―ん、このお茶運んでくれるー?」の声にひるむことなく、すみやかにお手伝いしよう。

僕は「兄さ―ん」だけで、迷わず立ち上がるだろう。うちなんちゅに憧れるやまとんちゅやけに。


その四
自分の決断で注文できると思うなかれ。店員「兄さん今日は何食べる?」客「あ、ソーキそば」店員「だめ、今日はカレーライスにしなさい」こんなときはおおらかな気持ちで全ての判断を店のおばぁにまかせよう。

うちなんちゅたちはこれ見て「そお?」と言ってたが、いや、ある気しますがな。僕は「兄さん」だけで、おばぁの言いなりです。


その五
店員の愛情を一心に受けよ。ご飯にそば、刺身定食に付いたカレーライス、海老フライとチキンカツとトンカツのセット等、常識を超えた量には店員の愛情が込められている。その気持ちに応えるべく、ありがたくいただこう。

そう、そば定食にチキンカツがつく。ゆし豆腐にチキンカツがつく。刺身もつく。ダブルメインおかず、場合によってはトリプルメインおかず。そして、ご飯はこんもりと山のように盛られている。沖縄には高い山はあまりなさそうなのに、おばぁの愛は山盛りなのだ。


沖縄県芸レッスン

posted by take at 23:35| 活動報告