2017年03月25日

安定感こそ


良い演奏をするために「上手い」という要素は不可欠だ。上手くても響かない演奏ももちろんあるが、良い演奏にはもれなく上手さがコーティングされている。

そして上手さには「安定感」が不可欠だ。安定感からは「安心感」が感じられる。安心感があっても響かない演奏もこれまたあるが、心からの感動は不安なきパフォーマンスからしか得られない。

そんな安定感。自分の演奏に必要なことを、誰もが潜在的に知っている。

ただ、本物の安定を理解し、そのためにこそ必要なトレーニングができているかどうかは疑問だ。


本物の安定感は、大変に厳しい非情(情にあらず)、そんな淡白さと同居している。

その必要性を理解し、トロンボーンという機能と口周りの現実をシビアに見つめられる眼を持つ重要性を感じる。


録音から感じる自分の理想とのギャップは、全て不安定さとして見つめることができる。

安定感に一気にシフトし、その音と技術で感情を込める。

演奏から聞こえるべきは、ほとんどを占める淡白さと、少ない揺らぎなのかもしれない。

そこに、管楽器の表現の極みがある気がします。


安定感に対する、強い欲求と、トレーニングの目的の洗練を目指します。


N響練習

posted by take at 19:04| 活動報告