2017年03月18日

楽器の存在理由 その2


「よく喋る」と一部(?)で言われている僕ですが、口でも喋りきれないことがあるのか?と言われれば、そうです。

素晴らしい音楽が、何がどう素晴らしいのかというのは、かなり言葉にならない。料理の味なんかも。


でも、演奏で表現したいのは音楽や楽器の音の素晴らしさだけではない。

聞こえてくる音からのみ感じられる感情は、はっきりと存在する。もちろん快感も。作品によっては、口では語りきれない人生そのものや、哲学まで存在したりする。

そこに価値を感じ、

「表現することこそを自分の生きる意味にしています」

という姿勢を、これまた表現しようとする。

押し付けがましいかもしれないが、なんといっても音楽なので、聞きたがってくれる人もいる。本当に有難い。


ただ吹くことが楽しいだけの人だと、自分の演奏を客観視することをやりたがらない。というか、やる必要がないので、自分の意見と食い違っていても平気……

……なんだろうか?本当に平気かどうかはわからない。「いや、平気じゃない」と言いそう。


もちろん全ての人と楽器は同じ関係性にはならないだろうし、それでいいのでしょう。


音大にて、本当に必要なことは、「吹けるようになる」「技術を身に付ける」ということよりも(このムードは無くならないし無くさないが)


「君が本当に周りに表現したいことを、楽器でこそやれ」


なのだろう。

楽器の存在理由がそうでなかったとしたら、技術は空回りし、音は空虚に響いてしまうだろうから。


レッスン

posted by take at 14:01| 活動報告