2017年02月12日

本当にいい曲じゃん!


来週の日曜日、ブロカートの本番です。皆さん是非。

ブロカートフィルハーモニー管弦楽団第38回定期演奏会

2017年2月19日(日)午後2時開演 
かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール

ドヴォルザーク 序曲「自然の中で」作品91
シベリウス 交響詩 「エン・サガ」
ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 作品95


今回は、後半の新世界が超のつくメジャー音楽(クラッシック代表選手)で、前半の二曲がほとんどやる機会のないマイナー音楽のカップリング。

新世界は敢えて語る必要がないものですが、ベテランN響プレイヤーにて構成されるトレーナー陣も、こぞって「やったことない」「知らない」と言いながら向き合った前半二曲、これがなんとも魅力的な素晴らしい作品たちでした。

プロオーケストラが取り上げないが、アマチュアの世界では演奏される曲というのは結構あります。作曲家限定でマニアックに発掘する団体もあったりする。

ただプロが取り上げないというのは、知名度が低い、コアなマニアックなファンだけではチケットが売れないというだけでなく、指揮者もやろうとしないものだったりする。

たまにそういう曲をやると(指揮者が作曲家と同じ国出身で真価を訴える場合が多い)、もちろん全てではないが「やらないのには理由があるね」語ることも多い。

良い部分が極めて限定されている。稚拙である。とりとめがない。いわゆる名曲たちとの類似を感じるが全く魅力が追い付いてない。実験の域を出ていない。ただ長いだけ。オーケストレィションが酷い。いかにも作曲家が能力がないのが露呈している等。


しかし今回の二曲はちがった。

ドボルザークの「自然の中で」は、よくやる「謝肉祭」、そしてやはり取り上げられない「オセロ」からなる『自然と生命と愛』という演奏会用序曲の3部作として発表されている。実はドボルザーク自身はまとめて演奏することを望んで作曲したようだが、本国チェコでもその機会は少ないらしい。

しかしやってみると、とてもいいじゃないですか!!

ドボルザークの、才能だけでなく音楽に対する強い愛が感じられる。たまにやるようなもっとマイナーな作曲家の代表曲より余程いい。彼の他の音楽が良すぎて、それと比べられているのだろうか?


シベリウスマニアとしては「エンサガ」の存在はもちろん知っていたし、若い頃はレコードも聞いていた。

彼自身苦労して絞り出したらしいこの曲は、実際やってみると、聞き甲斐バッチリの価値ある音楽でした。

シベリウスには、皆さん感じられる明確な世界観(自然と人間の内面の融合のような)があるが、同時に形式に対する強いこだわりも明らかで、それは第七交響曲で単一楽章に至ったように、困難なパズルを見事にまとめあげる力は、あまたいる作曲家たちの中でも強く称えられるべき存在。とくにコンサートホールで聞ききると、その素晴らしさからの感動を感じられるるものではないだろうか。(指揮者の力量も必要不可欠、ひぃ…)

初期の作品であるこのエンサガも、既に時間の支配に対する彼のもがきから発せられた魅力は滲み出ており、深淵で内向的でありながら、エキサイティングなファンタジーに充ちている。


アマチュアオーケストラながら、これらの音楽の本当の魅力を、作曲家に負けないよう絞り出そうと格闘中。是非体験しにきていただけると嬉しいです。

なんせ、N響では聞く機会がなさそうな(100%じゃないですが)雰囲気ですし。


室内合奏団。レッスン。ブロカート。

posted by take at 09:17| 活動報告