2017年01月15日

ゆとりがあるべき場所


例の「すぐやる脳とぐずぐず脳」ですが、いろんな人とこの話をしていて感じたことがあります。

たとえばお笑い芸人。今や芸が面白いだけでなくフリートークとしてのツッコミ、なんならボケもできなければ、長く生き残ることは難しい。

この瞬時に突っ込めるというのは、頭がいいとかセンスがいいとか考えられがちだが、少し違う観点が見える。


相手が発言したことをより深く真摯に考えてしまうと、まず的確なタイミングで、更にその後笑いも生み話が膨らむような会話にもっていくのは不可能だろう。

逆に言うと、相手の意図や本心、真実なんてものはまるで考えず、とにかく会話の空間がおかしくなるようなことをどんどん放つしかない。

それは、ほとんどが相手の立場を尊重したものではなく、どちらかと言えば小馬鹿にしたものも多く、それでも相手も笑顔になり、笑いもおこる「大人の空間」のようなものを、皆望んでいる。

そんな「深く考えない」ことが、結果的確に突っ込める=すぐ発言できるに繋がる。

そういう意味で、茂木健一郎さんの言う「すぐやる脳はちゃらんぽらん、真面目な人ほどぐずぐず脳」は合っているのだと思う。


そうだとして、私たちに必要なのは、そのための訓練だと思う。

これは「とにかく深く考えず、感じたことを発言してみる」ということに尽きると思う。

笑いがおきたり、相手に受け入れられれば正解だから取り入れればいい。アウトな発信なら、相手の不機嫌や説教を生むのだろうから、それらをよく考え、自分のやり口から外していけばよい。

そしてこの経験は、幼少の頃からできうる限り数多くあるべきだ。

つまり、一番ぐずぐずになる具合の悪い投げ掛けというのは、特に幼少から若い世代にかけて

「よく考えてからものを言いなさい」

だと思う。

同時に、どんな未熟な発言も受け入れ突っ込んであげ、あまりに周りの負担になるものならきちんと叱咤してあげる、そんな社会のゆとりが必要だろう。

ゆとり教育が必要なのは、大人の方ではないだろうか。


室内合奏団。ブロカート金管分奏。合奏。


posted by take at 21:03| 活動報告