2016年11月12日

ソウルフル


韓国ソウルに来ました。N響のコンサートです。

夜は旧友、イ・チョルウンとの食事です。チョルウンとは誕生日が1日しか違わない、まさしく同士。ただ、僕が韓国公演がずっと降り番だったので16年ぶりの再会になってしまいました。あの時は、N響とKBS交響楽団の交流コンサート。両セクション総出で渋谷で飲んだのでした。

当時我々は35才。セクションで最年少でありながら、人生の長さが同じとわかった途端テンション上がりまくり、周り構わず騒ぎまくったのを憶えている。

チョルウンの韓国トロンボーン界をなんとか盛り上げたいという情熱は凄いもので、僕は自分のトロンボーンとトロンボーン界に対する思いで応戦、激しい酒一気合戦はなかなか終わらなかったものだ。


あれから時が流れ、我々は51才になっている。チョルウンはオーケストラをやめ大学のプロフェッサーに。10人のトロンボーン専攻生だけでなく、70人ものウィンドアンサンブルも担当しているようで、とても忙しそうだ。発言にも責任感が滲み出ていた。

かつてのように、夜な夜な遊び回らず家庭を大事にしていること、同い年の長き友人が癌の闘病中で辛いこと、そしてレッスンの内容、何を一番大切にして伝えているか等、本当に共感する話ばかり。

あの頃とは明らかに雰囲気は変わり、社会の中での使命と、大事に感じている価値観、そして落ち着いた雰囲気と話術。

我々は、やはり同じ長さを生きてきた同士だった。


ただ、変わらないことがひとつだけあった。

「日本では、若い世代が酒を飲まなくなってるんだ」

「韓国では、若い人はみんな飲みまくっている。というか、飲まないでどうやって人生を送るんだ?」


そう言いながら、ビールと焼酎のチャンポンを延々と一気し続けたことだ。

日本ではチャンポンしないように気をつけているのに、どうしようもない。何せ焼酎の上からビールを足してのっけからチャンポン酒にしてしまうのだから。

しかもグラスを見たら、ここまで焼酎、ここまでビールというラインが入っているではないか。

気がつくと、酔っぱらった我々はあの頃に戻り、デカイ声で騒ぎまくっていた。

ソウルへ。

posted by take at 11:45| 活動報告