2016年11月05日

宇宙からの寺

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金閣寺を甘く見てました。いやあ、皆さんはよくご存知でしょうから、僕はただただ恥ずかしいばかりでして…

朝にもかかわらず人だらけ外国人だらけ。拝観料を払い、長い行列さほどの期待感ももたずだらだら道を歩き、警備員の指示通り曲がり池の前へ出た途端、身体中が細かく震え、完全に言葉を失ってしまいました。

たとえ喋ったとしても、しどろもどろになりうまく言葉にならなかったのでしょう。

そこには晴天の元、本当にまばゆく金色に輝く大きな寺がありました。美しい日本庭園の池の上にて、異様な存在感、非日常過ぎる出で立ちで。


僕が実際に見たのは、中学の修学旅行以来36年ぶり。ディテール含め、記憶にほぼ残っていませんでした。金色をもってしても、神社仏閣を見ることにさほどの興味ももてない、人生これからのただの無知な若僧だったのです。


その後、金箔が張り替えられたというのは聞いたりしていたのですが、絵はがきなどにある写真含め、美しく加工されており、

「本物は、そこまで金ピカじゃないのだろう。実際に見たら、う〜んこんなものかと思うのだろう」

と、勝手に過少評価していたのです。

自然の中に建つ建物が、美しく金色を保つはずがないと決めつけてたんでしょうね。造った人、保存に携わっている人に対して、何より金閣寺に対して本当に失礼な話です。


日本を代表する観光スポットでもあるこの建物。ただ美しいとか、立派だとかを超えて、存在自体が凄すぎると感じました。海外からの人も、その美し過ぎる威厳には、日本の神秘性をビンビン感じるのでしょう。

金賞や金メダルじゃないけど、金ってこんなにも人間の感性にインパクトを与える、やっぱり特別な色なんですね。

ある種異様。日本庭園の美と相まった、近より難いほど美しく、人間らしさからかけ離れたもの。一点の曇りなき圧倒的美、そんな印象に包まれて、ただただ立ち尽くすばかり。

今まで、日本にこんな場所があったことを知らないで生きてきたこと自体、知性も品性も欠けてました。しかも意味なく勝手に過少評価して。

銀閣寺には、全く違う感動あり。建物と自然、人間のデザイン設定の美しさ。あちこちに点在する木々や森の美しさ。しかしこちらには、強い人間と地球の息吹き、つまり自然を感じることができたのです。


金閣寺は…


あれは宇宙ですね。


京都旅行三日目。

posted by take at 19:40| 活動報告