2016年10月26日

世界は広い、本当に


私たちは、自分のいる環境から外に、大変に広い世界が拡がっており、そこにはまだ知らぬ様々な価値観があり、それをより多く目の当たりにすることで人生が実りある豊かなものになっていくことを潜在的に知っています。

知っているのと同時に、我がフィールドこそが素晴らしいものでありたい欲求と、そこで完結していたい気持ち、その価値観が壊れるのを恐れ外の世界を見ようとしない臆病さに縛られ、世界を狭めてしまうという癖も持っている。

それは、特に年齢を重ねると顕著になる。

若い世代だと学校などで、限られた狭い環境の中での人間関係、成績等が全てに感じられ、深く悩みすぎてしまい、希望溢れる学び、選択にならない場合がある。

また会社においても、拘束時間、内容、人間関係から逃れられなくなり、その社会人としての自分に運命を感じたり、他の可能性を見つめる力を奪われてしまったりして、とりかえしのつかない病的な流れになってしまう現実もあるようだ。


私たちははっきりさせたい。特に自分に対して。


世界は広い!!


自分のたち位置を豊かにする種は、実はその無限に拡がるフィールドに山のように存在している。

年中外ばかりを見る必要はないし、自分の立っている場所をしっかりと意識し、自分なりの価値観で定めていくことは大切だ。

でも、今までもこれからも、私たちを豊かに変化させていくヒントがあるのは、外に拡がる世界だ。

生徒や子供、若い世代を狭い世界に閉じ込めてはならない。それどころか、広い世界を見に行くように背中を押さなくてはならない。

まずは自分自身が我がフィールドを出て、時に新しい感性に触れる、安住という楽さに甘えるばかりにならないことだろう。

自分のこれからを、刺激的かつ豊潤に変えたいなら、本気で理解すべきだろう。


自分は狭い、世界は広いのだと。


N響定期。

posted by take at 21:34| 活動報告

2016年10月25日

話してはいる


今日は、我が脂肪を棚に上げてのお話でございます。

久しぶりに、年の近い知り合い二人の写真を見る機会が。


肥えたな〜〜


で、最近その二人と飲んだというある人との話。

たけ「最近、AもBもえらいおっきなってない?」

C「なってますね」

たけ「身体の方大丈夫かなあ。もう僕らそれなりの年やから。本人たちは気にしてる感じ?おっさんで集まると、病気や薬の話ばっかりになるけど。きちんとそんな話もでてた?」

C「してましたよ、話」

きっと、彼らのことだからこんな感じだろう。


AB「ちーす、もう注文しました?あ!!生ふたつねー、いやあ、痛風がやばくてねー、かんぱーい、ぐびぐびぐび、プハー、数値高いんすよ、尿酸値、あ、めんたいチーズにイクラおろし、あとカラスミくださーい、やっぱり日本酒もいいかなー、あ、鳥カラいただきま〜す、もぐもぐもぐ、そんなメタボメタボ言われてもねー、いやあ運動する気はあるんですけど、カマンベールチーズフライ頼んでもえーですか?やっぱりあげもん、あと、このソーセージのピザ、ソーセージは盛り合わせもいきましょう、もぐもぐもぐ、ぐぴぐぴ、どうです?最近?血糖値に脂肪肝ですかー、やっぱりねー、僕もですよー、内臓脂肪ガッツリ、この白子の天ぷらウマッ、どーです、もーちょっと肉食べません??すみませーん、焼き鳥盛り合わせと、サイコロステーキ、あと山盛りポテトくださーい、もぐもぐもぐ、僕もねー、薬漬けですよー毎日、ぐぴぐぴ、もぐもぐ、再検査の項目多くて、ズボンがね、直ぐ買い替え、あ、これもーひとついってもえーですか、もぐもぐもぐ、ぐぴぐぴ、プハー、医者にはね、炭水化物は控えてなんて言われて、やばっ、野菜頼んでなかったですね、ま、いっか、昼のトンカツにキャベツついてたし、もぐもぐもぐもぐもぐもぐ、ぐぴぐぴぐぴぐぴ、このあと、どこのラーメンにします?」

C「話してるだけですね」


N響定期練習。ジパング。

posted by take at 17:04| 活動報告

2016年10月24日

いいホール その2


昨日の東京文化会館での公演で、『スライドサミット2016』はフィナーレを迎えました。ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。


比べてみると、随分タイプの違う二団体。演奏スタイル、レパートリー、楽器、衣装。

年齢は似通っているのですが、ははは……

結構対極にある我々かもしれません。それも含め、お客様には楽しんでいただけたのではと思います。


実は東京文化会館の小ホール、聞きには何回も来てますが、あまりやったことがありませんでした。あんなに歴史も人気もあるホールなんですが。

昨日で四度目。

最初は大学二年の時。推薦オーディションに通り、ソロを吹いた。

次は20年くらい前か。とある現代音楽のアンサンブル団体で。

三度目は一昨年。インターナショナルトロンボーンアンサンブルにジパングでゲスト出演。ただこの時は大人数に入って吹いたので、正直アコースティックはよくわからなかった。

昨日リハーサルから本番まで、とてもいいホールだという実感をもちながら吹いていました。響きの質が上質というか。いい感じで音が伸びる。

そうか、これがこのホールが人気がある理由かと、ストンとふにおちました。

ある演奏家が「以前と大分変わった。改築して、アコースティックが凄く良くなったんだよ」と言っていました。

今まであまりやってこなかったのが、凄くもったいなかったなあと思ったくらい印象良く。

大阪も東京も、素晴らしいホールで演奏ができ、とても幸せな一週間になりました。


N響定期練習。川越へ。

posted by take at 23:33| 活動報告

2016年10月23日

寝る寝る寝〜る


楽聖が「起きたら夕方だった」とか「14時間寝ました」などと武眠伝を語るのを聞いて、さすがにそんなに寝られんわと思っていた。

しかし最近、10時間11時間と寝ることもあり、身体の疲れ如何によっては長時間寝られることがわかってきた。

しかも以前なら、そんだけ寝たり二度寝したりするとだるくなっていたりしたのだが、最近はその逆。しっかり寝た分だけ元気になる。

いいのか悪いのかはわからないが、身体の状態が変わっていってるようだ。

ただ具合の悪い時、長く寝る(八時間以上とか)のを続けると、必ず快復し元気になることが理解できたのは、自己コントロールとしては嬉しいこと。

睡眠って、やっぱり大事ですね。


スライドサミット2016東京公演。

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2016年10月22日

演奏の大きさ


メロディアスエチュードのレッスン。

『あまり知られてないようですが、ヨハネス・ロッシュは1900年代前半にボストン交響楽団で活躍したトロンボーン奏者です』


ブレスの回数が多い。フレーズ記号(レガート記号)の途中でも吸ってしまう。しかも一回のブレスに計上している時間も長い。

音楽は途切れており、流れの印象も薄い。

管楽器にとって、フレーズの途中のブレスは当たり前。しかし「息継ぎを、とっても良い」というよりは、「とらない方良い」という意識の方が、実は良いのだと思います。なんなら「とってはならない」とまで意識ストイックな感覚。

現実は、よっぽど短いフレーズでない限り、とらざるを得ない。


そんなブレスの場所は、

A、絶対とってはならない場所

B、まあ、とるなら仕方ないけど、できればとらないほうがいい場所

C、とるんだとしたらそこ

D、一切とらない

Aは当然やってはいけない、違法、有罪、禁固罰金。しかしやってしまう人は「もたない」とのっけから吸うことの方を選ぶ。Bは万難を排して避けなければならない。つまりCのみが許された権利。なんならDを当たり前に。

フレーズ記号が途切れていても、とらずにもつなら息は吸わず先へいくべきだ。


たけ「絶対もつから、レガートの切れたとこだけで吸ってごらん」

生徒「……できた」

たけ「ね、できるでしょ。自分でもたないと決めつけて、細かく吸うところを設定するんじゃなく、ブレスコントロールで一ヵ所でも減らすのよ。一回ここからここまで、途中でレガートは切れてるけど、発音だけして吸わずにやってごらん。絶対できるから」

生徒「できた………もちました。でもスケールが小さくなっちゃって」

まだコントロールの余地はあるため、最後の方は息が細くなったが、でも僕はスケール小さいとは感じなかった。むしろ逆。

本人はもたせるため、いつもより息の量をコントロールしたことで、音楽が小さくなったと感じたらしい。

たけ「小さくないよ。逆だよ。聴いてみよう」

ブレスとりまくりと、とらずに吹ききった録音を聞いてみる。

たけ「ほらね、繋げて吹いている方が大きいでしょ」

もちろん音量の話ではない。


このやり取りで、僕にははっきりとわかったことがあった。

演奏というのは、ブレスのみならず、繋げきってひとつにすることによって大きくなるのだと。細かく細かく表現を盛り込んでも、脈絡薄く繋がってないものなら、小さいものの羅列であり、結果それは小さいのだと。


とにかく、

「ワンミュージックワンフレーズ」

を信じて、途切れず止まらず演奏し、『1』になれたとしたら、それは何よりも大きな演奏になるのだと。


レッスン。NTTレッスン。

posted by take at 19:36| 活動報告