2016年09月20日

絶対たこか?!


たこ焼きは、関西の食を代表する一品だが、まあ昔から日本全国にあるにはあった。僕だって幼少の頃、縁日で必ず食べていた。舟に乗ったやつね。

ただ調べてみると、最初に作ったのは大阪の人。遠藤さんでした。

『たこ焼きの創始者は、大阪市西成区「会津屋」の初代・遠藤留吉とされている。1933年(昭和8年)、遠藤はラジオ焼きを改良し、従来のこんにゃくの代わりに醤油味の牛肉を入れて肉焼きとして販売。1935年(昭和10年)、タコと鶏卵を入れる明石焼に影響を受け、牛肉ではなくタコ・鶏卵を入れるようになり、たこ焼きと名付けた』

まあこれが、日本全国に広がったんですね。で、今となっては丸い粉もんといえば、明石焼きを除けば圧倒的シェアとして『たこ焼き』になっている。

でもね、これ絶対たこでなくては人気にならないかというと、僕は疑問なわけですよ。遠藤さんがたこが名物の明石の『明石焼き』からとってきたから、たまたまたこなのではないですか?私たちは既存のイメージから抜けきれず、疑問を持つことを怠ってるのではないんやろか?!

美味しい讃岐うどんの切れはし入れて『うどん焼き』ってどうでしょう。え?粉もんに粉もん入れてどーする??ははは、そらそうですわ。

実はたこよりえびの方が、一般的日本人の大好物イメージが強い。カップヌードルの生みの親、安藤百福も「日本人は絶対えび」とこだわりを譲らず、そのフリーズドライ化に命をかけたとか。

『えび焼き』やったらどうだったんでしょうか。粉もんの中の具の食感として、より弾力がある方がよかったんやろか?

ほんなら『いか焼き』じゃだめか??更にカミカミできた方がよかった??

ほいなら『あんこう焼き』はいかが?高い?高級過ぎる??

ほなら『ミノ焼き』はどや、実際うまいと思うけど。え?焼くんに時間がかかる??

なら『ホルモン焼き』は。クニュクニュしてて、粉の中で存在感を示さない??

『タピオカ焼き』にせい!!味が無い?

ええぃ!やったら『ナタデココ焼き』ぢゃ!!!間違いなくまず不味いし名前が長い??

ほーたら『こんにゃく焼き』ならえんちゃうか?え?遠藤さんはそれからたこ焼きに転じたのに、なんで戻すんや????

もーえーわ、めんどくさい。なんでも勝手にせー、このタコ!!!


なんか、食感じゃなく味重視なら、魚で絶妙なのありそうじゃないすか?何気に本気で疑問なんです。なんだか可能性を感じるのは僕だけ??


川越へ。

posted by take at 19:37| 活動報告

2016年09月19日

サービスに酔う


先日の結婚式は、古都鎌倉の有名過ぎる観光スポットでもある鶴岡八幡宮にて、神前式で執り行われた。花嫁花婿の行列は、多くの観光客も見守る中参道を入場し、大変に厳か、かつ華やかに進行しました。

想定外かつ突然登場、始まったからだろう、興奮マックスの外国人観光客年輩女性が「ビューティホー!」を連発しながら、警備員の制止にもめげず、近くで写真を撮りまくっていたのが印象的だった。


披露宴は、参道から抜けた道沿いにある鶴ヶ岡会館。ここでの演出、サービスが僕には大変に印象的で、心に残るものとなった。

まず驚いたのは、入場したら直ぐにビールはじめ飲み物が注がれ、三々五々飲み始めるムード。そして新郎新婦入場前に、既にウェルカム料理が出て、まだ来客も揃いきってないうちからそれをいただくのです。なんとも自由なスタート。

それが、鮮魚のカルパッチョなのですが、鶴岡八幡の鳥居とそこまでの道のデザインになっている。

マッシュポテトの上にパン生地で作られた可愛らしい鳥居が立ち、そこへ向かって刺身たちが参道のように道を造る。両端には、オクラやヤングコーンはじめとした色とりどりの野菜たちが、欄干のような役割として並ぶ。可愛くも芸術的。なんとも素敵な一品に、いきなり笑顔がこぼれます。

主役たちは通常の扉からの入場ではなく、彼らの歴史、その写真たちが身近に感じる流れで壁一面のスクリーンに映し出された後、幕が上がりきると二人が立っているという、まるでショーのような鳥肌ものの演出。あるようで意外にオリジナルなその流れに、一気にテンションが上がりました。

細かい演出も良かったのですが、僕的に感じ入ったのは料理。新郎は福島県いわき市、新婦は島根県浜田市出身。そこの食材を使ったものが提供されました。

福島の日本酒に桃を使ったムース。島根産ののどぐろの天ぷら。

今どきの結婚式場ではよくやることかもしれないが、鎌倉湘南産中心のグランドメニューの間に挟むとはいえ、大人数の宴会分、オリジナルで用意するサービスに、なんとも気持ちも滲みます。

私たちが出た式の一時間半後には、もう一組の式があることになっていたが、そこではその主役の出身地のものを提供するのでしょう。プロの仕事とはいえ、厨房は大変だろうなあ。

古都鎌倉の威厳と文化を柱に、新郎新婦の来客への思いをオリジナルのサービスにして心より楽しんでもらうよう提案、提供している姿。年配の方も多い親族も嬉しくなるような粋なはからい。

老舗会館のプライドと心意気、アイデアと思いのこもったサービスに、心から酔いしれることができました。


結婚式の常としての、大変に日本人らしいひとこま。

新郎、新郎の父親の挨拶、そして会館司会者の言葉の中にもある「なにかと不行き届きな点もあったかと思いますが……」。

素晴らしいサービスと凜とした新郎新婦、何も不行き届いてない。届いてたのは、ヨッパよろしく好き勝手に騒ぐ我々ゲスト。

そんな構図も、日本らしいサービスの極まりとして、美しく感じた昼下がりとなりました。


レッスン。


posted by take at 10:20| 活動報告

2016年09月18日

世代を越えて


「世代を越えてコミットすることこそ、人生の醍醐味だ」という意見を聞いた。


本当にそう思う。


以前、年上とはうまく付き合えるが年下とは苦手、またその逆のタイプなんて話を書いたことがあるが、ほとんどの人は近い年齢の人と「話が合う」感覚を持っていると思います。年上の人には気を遣うし、年下には一方的になってしまう場面も多いでしょう。年が近いと話題も合うし、言葉遣いも自然体で進む場合も多い。

しかし、同世代とは共有度は高いだろうが、学びや敬意、驚きや可能性を感じることは少なくなるかもしれない。もちろん全くないわけではないだろうが、かなり離れた若い世代や随分な年長者からは、より多くの発見や自分を見つめ直すきっかけも多いだろう。


僕の場合、大学生とは年々年が離れていっているが、彼らが教えてくれることは多い。またすっかり忘れてしまっている当時の自分を、彼らと照らし合わせるために探すタイミングにもなっている(どうしても思い出せないことばかりだが)。

しかし生徒と先生の関係なので、独特な距離感はある。もう少しフラットになることも望むが、そもそも礼儀正しさなんかも要求してしまっているので、難しかったりする。

ブロカートは幅広く、本当に様々な気付きがある。ただ僕が指導者然としてしまうところがあり、ナチュラルにいかないこともあり、反省点も多い。

NTTには年下だが、20代、30代、40代の方々がいて、音楽家にはない価値観、世界観をよく教わったりする。

そしてソノーレには、尊敬出来る70代はじめ、たくさんの社会人がいて、音楽をアイテムに繋がることができている。まさしく幅広い世代とコミットすることができる環境です。


大事なことは、自分がいくつであれ偉そうにしないこと、どの世代の誰の発言も尊重すること、興味を持つこと、敬意を宿すこと。

そして自分こそがその人生の醍醐味を横臥し、大いに楽しむことだと思う。


休日


posted by take at 20:27| 活動報告

2016年09月17日

みなみへ

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拝啓、みなみ様

今日は君の結婚式。はれの日はまさに晴れ。天気も良くなり、美しい花嫁姿と幸せいっぱいの笑顔は、一層輝いて見えました。


初めて君に会ったのは、大学入学の時でしたね。かつての自分を見るよう、島根から上京した田舎モン全開の若者でした。

トロンボーンはみるみるうちに上達し、学内でも様々な代表に選ばれました。とても頼もしい楽聖だった。

三年からはレッスン係もやってもらいました。勝手気まま、気に入らないとすぐ怒る先生の相手は大変だったことでしょう。しかし、メールの宛先を間違えてはいけませんよ。

散々飲みましたが、やき亭にて、ジャンケンで負けてしまうせいで好物のチヂミが食べられなく、悔しさを叫ぶ君を皆で笑っていました。あれはチヂハラ(チヂミハラスメント)でしたね。今思うと可哀想なことをしました。ジャンケンは強くなりましたか?

卒業式の日、お母さんと初めてお会いすることができました。

「先生、いろいろありがとうございました。ご迷惑かけたことと思います。この娘はがらっぱちですから」

「もー、やめてよ。お母さん!!」

がらっぱちという言葉が懐かしく、なんとも素敵な親子関係に、君の育ちの良い質を感じました。


卒業後は、成績優秀のためヤマハ新人に選ばれ、更に大学の研究員に抜擢されました。

そんなある日、やはりやき亭の二階で、酔っぱらった君は僕に絡みましたね。

「せんせえ、私はど〜〜〜〜〜〜〜〜〜しても、トロンボーンプレイヤーになりたいんです」

テーブルをバンバン叩く君に、少しめんどくさくなった僕は

「なればいいじゃん、どんな立場でも、吹き続ければプレイヤーだよ」

と酷い適当さで応えました。君は、更に強い語気で

「そ〜じゃなくてえ〜〜、もー、わかってるくせに〜〜、そ〜じゃないから!!」

と店を壊さんばかりの剣幕酔ッパ、凄い情熱でした。

数ヶ月後、君は海上自衛隊音楽隊に合格し、横須賀音楽隊の隊員として、私たちの国を守る任につきました。自衛官であり、まさしくトロンボーンプレイヤーになりましたね。

僕は、「ああ、あーやって夢と悔しさとを全力で叫ぶような人間こそが、きちんとプレイヤーになるんだな」と、その後の若者たちを見つめる指針を感じました。


年月が経ち、ある日やはりやき亭に呼ばれ

「せんせえ、私結婚します」

と聞いた日、嬉しさと同時に、あらためて君の頼もしさを感じました。


四年間、楽聖の間はレッスン中一度も泣かなかった君。岡本哲先生の言いつけを守り、涙を飲み込んでいた君は、ヤマハ新人を関西から聞きに来てくれた哲先生の前で号泣しました。本番で聞きにいけなかった僕に「掟をやぶってしまいました」とメールをしてきた時、「流してもいい涙もあるんだぞ」と、この時ばかりは僕も的確に返すことができました。

お母さんはがらっぱちと言った。後輩たちは「先輩は実は乙女なんですよ」と言っていた。僕は、意志の強い頼もしい若者だと思っていた。

そんな君は、仕事も音楽も全力で、他人の痛みを深く感じられる素敵な女性になった。今日の晴れ姿は、はっきりとそんな君が滲み出ていましたよ。

きっと、旦那さんの存在は、君の時間を豊かにしてくれているのでしょう。そんな人こそを大切に、これからも幸せへと迷わず進んでいってください。

晴天の空の下、君の姿は僕の喜びであり、誇りでもありました。


みなみ、末長く幸せに。


しょうもないたけより


結婚式。


posted by take at 22:15| 活動報告

2016年09月16日

辛味大根そば


『辛味大根そば』がメニューにあると、気分がきつねでも天ぷらでも山菜でも、選ばないことができない僕がいる。

おろしそばを頼んだ場合でも、「辛味大根くらい辛いといいのになあ」と思ってしまうくらいなのです。

実は一般的な大根、いわゆる青首大根とは大分違う食材とのこと。見た目もカブのように丸い。

辛味大根は生産にも手間がかかるそう。青首大根は一部が土の上にあるため大きさが判断しやすく、更に抜きやすいなどのメリットもある。病気にも強いため、育てやすく収穫もしやすい理想的な大根という訳です。

一方の辛味大根は、収穫直前でも土の中に埋もれているので、タイミングがわかりにくいと言われます。

また消費する側も、辛味が苦手な子供でも食べることが出来る青首大根を多く買うようになり、辛味大根はマイナーな立場になったそうなのです。


いやいや、根強いファンはちゃんといますよ!

そばと大根おろしはとても相性いいと思います。味は濃いのにスッキリと感じる清潔感もある。辛味大根は、その大根の味に更に香辛料的テイストも足された印象。

僕は汁には入れない。辛さによって量を調節。そばの上に乗せ、更に上からそばでくるみ、適量を持ち上げる。そばの下の方だけ汁につけ一気にすすると、大根おろしが汁を吸いすぎず、い〜い感じでそばの香りと共に旨味が口中に広がる。

ほら、食べたくなってきたでしょ?

かなり辛い時もあるので、量を調節しながらだが、甘くないという人生をチョイスしている自分にチョイと酔うこともできる。

ピリリでキリリ!味わい深い、大人の選択。

辛味大根にいじめられて、初めてそばを食べられる喜びに感謝がわくのです。


レッスン。ホルモンクラブ アンサンブルソノーレ本番。


posted by take at 23:46| 活動報告