2016年08月21日

クラシカルシンフォニーのフィールド


指揮者というのはいろんなタイプがいる。個性豊か。同時に10年以上のスパンで時代の流行りのスタイルみたいなのを感じることもある。

ただシンフォニーオーケストラでクラシックを演奏するのには、やるべきではないスタイルはあると思う。

N響には著名な指揮者が来ることが多いので、個性を感じても演奏の結果にどうしようもない違和感を感じることはないが、そんな日常でもふとそう思う瞬間もある。


録音に必要な縦のタイミングと、クラシカルシンフォニーに必要な縦のタイミングは、アプローチも結果も違うのだと思う。

20世紀は録音の発展の時代だったので、そこが混ざりあっていった。そのことにより新鮮な印象と流れ、フレーズ感も生まれていった。

これからまた回帰する流れもあるかもしれない。

とにかく、私たちは日々音楽的になるようにトレーニングをしているわけで、それが発揮できるようなスタイルの範疇で、個性はあるべきだ。

実はポップスでもジャズでもない、クラシカルシンフォニーでなくてはならない。指揮者はそのフィールドでこそもがくべきなのだと思います。


N響、サントリー公演。

posted by take at 19:14| 活動報告

2016年08月20日

コンパクトトロンボーン

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リオでメダルを取りに取ってる日本のアスリートたち。今までメダルとは縁遠かった競技でもどんどんゲット。今大会初参加の選手も多く、ロンドンからの四年間で日本のスポーツ界の様々な分野で、飛躍的かつ劇的にレベルが上がった印象。

たけ「明らかにロンドンと今回で変わったよね。何がどうしたんだろう?」

友人「スタートが早くなったんじゃない?凄く小さい頃から親と一緒に始めて、家族ぐるみで取り組んで」

たけ「なるほど、そんなアスリート多いみたいね。小さい頃からのテレビでよくやってる」

友人「じゃあ、2,3才からトロンボーン吹いたら、信じられないくらいうまくなるかなあ?」

たけ「いやあ、サイズ的に難しいよね、持つのも伸ばすのも。弦みたいに子供用の楽器ないし」

そこからヤマハのコンパクトトロンボーンの話になった。現物もすぐそばにあり。

実は僕はこの楽器の存在を知らなかった。10年くらい前に発売になったそう。定価は15万円ナリ。

普通のテナーバスよりタバコ二箱分、15センチ短い。ロータリーレバーを押さない状態でCの上昇管にも息が通るようになっており、B♭管となっている。ロータリーを押すと主管だけを通りC管になる。よってスライドは短くなっていて6ポジションまでしかない。下のHは押して2ポジションで出るが、下のEは出ない。同じシステムのがかつてタインから出ていた。

普通のB♭管と変わらないので問題なく吹きやすいが、低い方は少し頭を使わなくてはならない。吹かせてもらった51年目の僕は、理解が追い付かずハラホレになった。

たけ「子供用に悪くないじゃんね」

更にもう1ポジション分短くなんないか考えたが、さすがに前後のバランスや調性がおかしくなりそう。

ただ実際吹いてみると、かなりコンパクトなので

「小さい子供と、あと下宿が狭い人にはいいんじゃないかなあ」

とプチボケしてみたが、クスリとも笑いおこらず。


N響、演奏旅行練習。NTTレッスン。

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2016年08月19日

真似ることの価値


とにかく理想のイメージあって音を出すのと、何もなくとりあえず出すのとではスキルアップ、その歩みのスピードはまるで違う。

全く無駄吹きなく、常に理想を持つのは本当に難しいだろう。出してから口周りや息をコントロールすることも多いだろうから、無理想でスタートすることが全く無駄とは言い難いが、それでもある高名なバイオリン奏者の言葉

「弦に弓を当てる瞬間、常に理想をイメージしていなければならない」

はとても大きな言葉であり、無視することはできない。



「人生のある時期、誰かの真似をしようとすることは大事だ」

憧れのプレイヤーだったり先生を真似ようとすることの勧め。よく語られる言葉だ。「真似ができるのも才能」とも言われたりする。

一線で活躍するプレイヤーたちも、もれなく憧れからの真似を少なくとも一度は経験しているだろう。そういう意味で、現在進行形含め素晴らしい過去のサンプルがいくつも溢れている現代は幸せな時代とも言える。


真似る取り組み、何が良いのか。これは、

「理想のイメージがはっきり存在して音をだそうとする」

という一点だろう。もちろん最終的には他人というサンプルではなく、自分自身の中からわく美意識がオリジナルの理想を生み出すのがベスト。

そういう意味で一番素晴らしい取り組みは、「常に自分の中から理想がわく」であり、次に「憧れのプレイヤー、その音を真似ようとしている」で、大きく隔たりあって「イメージも何もなく、とりあえず音を出している」となる。


N響、演奏旅行練習。レッスン。

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2016年08月18日

コンサート動画


先日の沖縄県芸と東邦音大のアンサンブルジョイントコンサート、その一部がYouTubeにアップされました。御興味のある方はごらんになってください。



ガブリエリ作曲『第7旋法による8声のカンツォン第2番』
第1コアが沖縄、第2コアが東邦です。ビデオ係が腕が悪く、最初の方メンバーが画面から切れてますが、途中から登場します。す、すみません。演奏には何の影響もありません。
https://youtu.be/O4JnUKzahyw


アグレル作曲『ゴスペルタイム』
混合カルテット。ノリノリです。
https://youtu.be/ItzRowQyvvk


スパーク作曲『リフレクションズ』
東邦を卒業して副手を努めているメンバーによる「トロンボーンクァルテットルーチェ」の演奏。研究員とミュージックセンター講師により構成されています。
https://youtu.be/2PcPbIkxBU0


『沖縄ソングメドレー』
沖縄県芸のピアノ科の学生による編曲。大変に凝った、豊かなイマジネーションによるアレンジ。
https://youtu.be/qlPTpeXas2k


ラングフォード作曲『ロンドンの小景』
沖縄4人、東邦8人計12人によるアンサンブル。当初は学生から指揮を頼まれたのですが、今回は無しでやってみようと提案。頑張って良いアンサンブルになったと思います。
https://youtu.be/gR9L5DqHsS0


フェルヘルスト作曲『A Song for Japan』
被災地の1日も早い復興を願って。フレンズも参加してくれました。
https://youtu.be/mm-XoejbVMc


アンサンブル・ソノーレ。

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2016年08月17日

シナ・ゴジラ


評判の『シン・ゴジラ』、ようやく観れました。昼銀座にいたのですが、やはり彼の初上陸が品川ということで、いつもの品川プリンスシネマまで戻り楽しみます。

評判通り大変に面白かったし、「よくできてんなー」と。初代のゴジラをリスペクトし、現代にて暴れたらこーなる、をリアルに画きます。


やはりゴジラは日本人のものだ!と思いました。

ハリウッドのも面白かったけど、やはりアメリカーナーだと恐竜かキングコング、ないしは人間等身大の怪物を生み出すのがイメージの根っこなのでしょう。とにかく巨大な怪獣なんてのは、世界の極東、ファーイーストの国のイマジネーションが出現させるものかと。様になってるし意味合い持たせてるし、不気味だしなんか暗いし。とにかくメイドインジャパンな巨大生物、超カッコいいです。


多くの人が、まだ観てない人のためにネット上でもネタばらしを控えている。わかりますね。

僕も控えたいのですが、ちょびっとだけ。

やはり一作目に対する敬意満載で、うちの辺りに上がってきちゃってですね、実写にCG混ぜてるから当たり前っちゃあ当たり前なんですけど、凄くリアルに近所がボコボコのバキバキにされちゃってですね、いつも歩いてるとこ一瞬でぐちゃぐちゃのハチャメチャで。歴史も由緒もある町なんですよ。旧東海道の宿場町としての雰囲気を長きに渡ってみんなで守ってるんですけどね、駅バーンだし、いつも乗ってる電車軽く吹っ飛んじゃうし。

普通なら自分ちの周りリアルに出たら喜んじゃうと思うんだけど、あまりに現実的でその映像にのまれてしまって、ドキドキして、なんだか不安になるほどでした。

泉岳寺のN響もあれだと跡形もないし、NHKホールもサントリーも駄目だし、さて演奏家としてこれからどうしようかと……

なんか力入ったまま観終わって、暑い品川の町に出てみたら、いつもの町並みといつもの雑踏でほっとしたほどでした。


ゴジラはあれこれ迷走気味に立場を変え、世界のマニアから愛され、ハリウッドまで行き、また私たちの国、その原点に帰ってきた感じ。世界中のファンも、実はこれこそを歓迎してくれるのではないでしょうか。

N響の先輩たちが演奏した、一作目の音も使われてました。

にしてもうちの辺りあんなに壊して、もう……


大人な休日

posted by take at 20:47| 活動報告