2016年07月12日

木と森


「木を見て森を見ず」

レッスン中に生徒に投げる。

「音を見て音楽を見ず」という意味。一音だけ見つめて、全体のフレーズ、歌、音楽の全体像が見えないのは良くないよ、と。

ただ、「今のよかったね」となったのは 「全体をわーっと歌うのではなく、一音をしっかり見つめ、意識しながら進みました」というものだった。つまり「木を見て森を見ず」は駄目だが、

「森だけしか見ない」

は、やはり駄目だということ。クオリティは望めなくなる。

演奏の場合は、フレーズや音楽の全体像が「目に見える」のは二次元として存在している楽譜のみ。音としての本物の音楽は、目で見ることはできない。

目ではなく意識がみつめるのだが、時間の産物なので、「一音を見つめたら留まるることなく次の一音」てな感じになる。

木でイメージするなら、自分の目の前から前方向一直線にずっと一本づつだけ生えており、目の前の木をきちんと見つめたら、その向こうの一本が見えるてな感じか。最後までいったら、一本づつだけ一直線に生えた森だったみたいな。


「森の存在を意識しながら、木一本づつをしっかり見つめ続ける」


ですかね。


川越へ。ジパング。

posted by take at 23:20| 活動報告