2016年06月27日

世界の中心で短めに叫ぶ


品川駅構内のとある立ち食い蕎麦屋で、「ネギ多め」を注文する時

「NOで(えぬおーで)」

と言えば良いと教わった。長嶋&王もひっくり返って驚きそうだ。

ある客がネギ多めと言った際、従業員が厨房に向かって「次NOで」と伝えたものが客づてに広がったそう。きっと、そういうルートで厨房用語が一般ピーポーへと浸透していくのでしょう。

しかしNO、「ノーで」って言ったらおマヌケだが、「エヌオーでお願いします」ったら、なんだかIT関連の業界用語のよう。吉野家汁だくは「牛丼並、TDで」となるのか。寿司屋では「えんがわと生たこ握って、SNで」が、さび抜きのオーダーとなる。なんだか、みょーにカッコいいではないか。ソーシャルネットなわさび抜きだ。



こっちはどちらかというとカッコ悪い。

我々プロのオケマンは、凄く限られた曲のみ「短めに」その名前を呼ぶ。人によっては「ブラいち」も嫌で、どんな曲も一切省略したくないという方もいるが、たとえば僕なら

「ブラいち」「ブラに」、「ベトしち」「ドボはち」、「もつれく」「はくちょうこ」「ろめじゅり」くらいか。

何故これがチョイスされ、恥ずかしくなく言えるのかはわからない。しかも何がどう違い違和感になるのかもまるでわからないが、アマチュアの人たちの「何でも短くする」というのは、実は聞いて恥ずかしくなる時がある。

「ブルよん」「ブルはち」、「ベトさん」「ベトご」(運命というオフィシャルネームがあるにもかかわらず)、「チャイろく」「タコご」「マラはち」

等。プロが滅多にやらないがアマチュアはよくやるカリンニコフの二番も、「カリに」と呼ぶらしい。

そこまでやるなら、ボレロも「ぼろ」くらいには言って欲しい。演奏のクオリティーは保証できない。

気をつけたいのは、居酒屋にて、まずやる機会はないがモーツァルトの二番と、ショスタコーヴィッチの九番の話をしていると、自動的につまみが出てくる可能性があることだ。


昨日、全く想定してないやつが耳に入ってきた。

「“らぷそ”やるみたい」(関西風に“ぷ”にアクセントでした)

ラプソディー・イン・ブルーらしい……確かに長いっちゃあ長いが。

ほんならエフゲニー・オネーギンは 「えふげ」か?!

あ、これ “多ネーギん” やから 「NO」 でえーんやん。


ミュージックトゥモロー練習。川越へ。
シェエラザードは「しぇら」か「ざーど」やな。カッコえーやん。

posted by take at 16:41| 活動報告