2016年06月26日

技能適性測定所


以前ジパングのKが、後ろ向きにこけて骨を折る大ケガをした時、「いや〜、バク転をしようとしたらね…」とのたまった。

門脇、岸良、たけ「後ろ向きにこけただけやろ」


体操の選手になるような人は、バク転は最初からできちゃうそう。子供の頃、先入観も何もなく後ろ向きに倒れようとしたら、自然にくるりと回転し出来てしまう、そんな人が体操の選手になるのだそうだ。

内村航平選手や白井健三選手だって、くるりんぱと自動的にできたのでしょう。内村君なんかはいきなり三回くらい回転し、白井君はひねりも加わりバク転しながら円を描いたかもしれない。

え?お前はできるのか?

えっと、まあやろうとしたことはないのでわからないが、えー、そらできるんじゃないかなあ。私ぐらい多菜、もとい多才だとやっぱり出来ないことなんてないというか、まあ、三飯気管は優れてるが三半規管が弱いので、回るのは回りたい人に任せてですね……

昭和のあの頃と違い、現代ではスケートなんかも、最初から膝ガクガクもなく自然と氷の上でくるりと回転出来たり、ジャンプしちゃったりするような子供だけがフュギィアの選手になれるのでしょう。


人はそれを適性と呼ぶ。


そう、私たちは何かしらの適性が必ずある。実は自分に向いていることをやり続けた方が幸せだし、苦手で向いてないことはなるべく執着しない方が辛くなくてすむ。もちろんやる権利も自由も全ての人にあるので、他人がとやかく言うことではない。ただ子供の幸せな未来を願う親たちは皆、我が子が取り組み始めたことが、他のどのことよりも、そして誰よりも向いているならいいなあと心の底で願っている。

学校の部活動なんかは、その入り口として様々な選択肢が設定されているが、問題は本当に適性が高いものと運良く出会えるかどうかである。

ということで、こんな場所を作ってみたらどうだろうか?



『技能適性測定所』

10才くらいになると、親同伴で学校単位でバスに乗って行き、一日中様々な能力を測定する。東京なら五反田のTOCの中にある。

ありとあらゆる職業の「さわりだけ」を体験できるようになっている。

例えば、スポーツならありとあらゆるボールや器具が用意されており、野球ならバッターボックスで打てたり、マウンドから投げられたり遠投が出来たり。バレーボールなら体験サーブ、体験スパイク、体験レシーブ。バスケットなら体験ドリブル、体験ゴール。走ったり泳いだり、投げたり振り回したり、あらゆるスポーツのさわりだけを次から次へとやり、能力をチェックしていく。平均値どころか、明らかに秀でた数値が出る項目があれば、やり続ける価値ありとの判断となる。

運動系が総じて数字がでなければ、次は文科系だ。

音楽コースなら、ありとあらゆる楽器でとりあえず音を出してみる。弦楽器やピアノは始めるには遅いイメージだが、それでも短い時間のノウハウ習得で、らしく達者に弾いたら適性ありとなる。管楽器はとりあえず片っ端から音を出してみる。一番楽に良い音が出るものがあれば、それこそ向いているので選んでみるべきだ。

簡単な絵を書いてみたり、短い小説を書いてみたり。とにかくあらゆる文化のさわりだけを経験。適性をはかる。

他にも、あらゆる仕事をやってみる。体験商売、体験営業、体験役者、体験アナウンサー、体験料理人、体験漁師、体験政治家、体験陶芸、体験闘牛?ナドナド

全ての取り組みに対し、同世代の中で何番目くらいに優れた適性を持っているか、平均値よりどの位置にいるかを明確に数値化できる機械、ないしは判定人がおり、コンピューターで管理された個人のデータにどんどん記載されていく。


後日、そのデータを元に本人の意思、親と学校の先生との面談で、以後取り組むものを定め進んでいく。


いかがでしょう。これで、みんないー感じでいけないかなあ。少なくともKは「バク転しようとした」とは言わんだろうなあ。


ミュージックトゥモロー練習。ブロカート。

posted by take at 09:27| 活動報告