2016年06月24日

どこがさらうのか


さらい方。

初見の時に一番大切にしたいのは、可能な限り楽譜に書かれてあることを漏らさず再現しようとすることでしょう。

もし凄く細かい音符で速い速度設定なら、最初からテンポで見るのは困難。しかし速いテンポ以外の項目、音程、リズム、アーティキュレイション、ゆっくりなテンポ等は、「まずはこれ読んで、次に……」 ではなく、出来得る限り同時に見て、少ない回数で見落しなく再現出来ることを目指した方がいい。「間違えている」音出しを繰り返すと、間違えている音符のための練習になってしまうから。

読めた実感は人それぞれタイミングが違うだろうが、本能がそれを感じてきたら徐々に楽譜そのものから離れていった方がいい。これは見ないようにするという意味ではなく、意識が自分のパフォーマンスをより魅力的なものになるようにクリエイトする側に転じていった方がいいという意味。

ある段階でそうなったら、いかに頭の中が理想へ向かっているかだ。理想というのは、その都度吹いてみて「違うな」と思ったら、どう違いどうなりたいのか、そのなりたい先にあるもの。

反復練習、ないしは工夫あるパターンの練習をすれば、気がつくと出来るようになっているでしょう。そうすれば、また新たな不満やより魅力的なものへの指標が浮かび上がれば、ある意味いつまででもさらい、いつまででも昇っていける。

よくないのは、反復すれば良くなることに委ねてしまうことだ。確かに反復さえすればできるようにこともある。しかし、「とにかく反復」というのは、たとえば技術的に困難な時のみにだけ使いたい。

頭が先導し、身体が的確な順番で動くように身に付いていくことこそ大事。

つまり、さらっているのは身体だと思いがちだが、実は頭の中こそがさらっているべきなのだと思う。


休日。
1700日目になりました。


posted by take at 20:07| 活動報告