2016年06月03日

金管の音 フォルム 息


声楽、つまり歌。弦楽器。鍵盤楽器の代表ピアノ。

これらは「音楽を奏でる」という点では共通しているが、音の出方や伸び方、音楽的に演奏する場合の音の扱い方なんかは結構違う。

息を使うということでは私たち管楽器は声楽と同じ。ただ呼吸法に関してはかなり違うやり方をする印象。

ヴィブラートを使うという点では、声楽、弦楽器と一緒。しかし、それぞれ使い方や幅、量、TPOなんかはかなり違う。ピアノだけは使わない。

というか、ピアノだけ最初のインパクトの後は、明らかに減衰となるので、音のキャラクターからフレーズを作るアプローチがかなり違う。

リズムに関しての生真面目さ、自由さ、音量に関しての生真面目さ、自由さといった取り組みも声楽、弦楽器、ピアノ、管楽器でそれぞれ違う個性がある。


そんな中、声を使うということではなく、表現豊かに感情を込めるという意味での「歌う」というやはり共通項があるとして、管楽器奏者も、声楽の表現を意識する人もいる。

僕は、「歌うように」吹こうとは思うが、「声楽のように」という意識はあまりない。それをやると、いろんなものが過多になり美しくなくなりそうだから。

どちらかというと、弦楽器のことを強く意識してきた。表現力に強靭な説得力を感じるから。なにより憧れがある。


ただ、金管奏者として音が美しく鳴り響くのに

ピアノの音を意識する

という価値観が、最近強くなりつつある。音色というよりは、音の出方と伸び方。唯一減衰するピアノに対して、イメージのアプローチをする。


まだ頭の中で整理がつかない状態だが、昨日の東邦での今年度第一回目のおさらい会を聞きながら、あらためて

金管の音、その美しいフォルムとは、アプローチとは

と考え込んでしまった。

楽聖たちと共に、研究あるのみだ。


休日。

posted by take at 17:21| 活動報告