2016年05月20日

正確の価値


大変シンプルに

「インテンポで正確なリズムで演奏できること」

「限りなく正確な音程で演奏できること」

この能力を持つことは大事です。というか、上手いとはそういうこと。

もしかしたら、これ以外の部分で上手くなろうとしている人は多くないだろうか?


正確なリズム、正確な音程というのは目指さないと手に入らない。経験値が低いうちは、様々な抵抗にやられ、リズムは乱れ、音程はあっちゃこっちゃいくのが普通だから。

で、目指した場合、まずは正確なリズム、音程が一体どんなものなのかを知らなければならない。それが第一歩だが、実はこれは目指した人にのみ理解の仕方がわかるもの。

目指しさえすれば、私たちにはチューナーもメトロノームもピアノもあるので、それらをうまく利用すれば、どんなものが正確なのかは理解できるようになっている。

しかし本気で目指してない人は、これらの道具を使っても、どんなものが正確なのかの理解に乏しいので、身にはつかないとなる。

なぜチューナーもメトロノームもありながら正確にならないか、それは本気で目指すという気持ちが宿らないからでしょう。

なぜ宿らないかというと、それはある程度で良い気がする、つまりボーダーが低く、更にそれ以外の何かで上手くなろうとしているからだと思う。

「皆が正確なリズム、正確な音程で演奏したら、同じ演奏になってしまうじゃないか」

そうではありません。

個性豊かな、世界に通じる名手の誰しもが、リズムも音程も正確に演奏しているのです。

実は音程とリズムは「音楽性」の、かなりのパーセンテージを占めている。楽聖たちには、これらの現実、そして自分のリズムと音程の現状に、早い段階で気づいて欲しい。


N響定期。

posted by take at 21:21| 活動報告