2016年05月17日

日本パッケージ論


演奏会の日。

本番前の夕方、とあるプレイヤーがコンビニおにぎりひとつとコンビニ手巻き寿司ひとつを食べ終え「ふぅ…」とため息(?)をついた。

たけ「わかるよ。豪華ディナーが終わってしまったね」

「わかります?」

たけ「私くらいになるとね、いろんなことがわかるんだよ。まず本番前に一個じゃ足りないんだが、二個食べちゃうと、本番後にがっつり食べる気になれるか、一瞬気になるんだよね」

「………」

たけ「でも、本番終わると結構遅い時間になっているわけで、もしかしたらこれが今日のメインディナーか?だったら、このラインナップでよかったのか?」

「………」

たけ「そしておにぎり二個でなく、ひとつは手巻き寿司だったこともわかるよ。そういう日本人はコンビニ関係者が思っているより多いと思うんだ。初期は手巻き寿司のラインナップももっと多かったが、ニーズが少ないと判断されたのか納豆のみが生き残った時代もあった。あの頃は手巻き寿司受難の時代として記憶にある。手巻きは生きにくかった。納豆バリエーション含め少しは増えた雰囲気の現代でもしかし、二個買うならひとつは手巻き寿司という日本人は、意外に多いとはずだ」

「開け方は他にもあるんじゃないかと、やっぱり思っちゃうんですよね」

たけ「わかるよ。それも多くの日本人が思い、そして考えてみて、やはりこの形を打破出来ない我が国がある。実はおにぎりは初期、いくつかの開け方あったよね。年配者含め、方法わからず、結局強引に開けおむすびころりん海苔ビリビリ。結局今の方法に淘汰され久しい。この開け方を考案したおっちゃんの特集をテレビで観たことがある。英雄のようなたち位置であった」

「もう少し簡単な方法…」

たけ「わかるよ。そう、これでも手間を感じているのと、やはり海苔だよね。破れて、ビニョールの方に残ってしまう場合がある。僕は思うんだが、海苔はあそこまで大きくなくてもいいんじゃないか?!本家お母さんの三角むすびの場合、確かに全面くるむのもあるが、味付け海苔サイズを貼ったみたいなやつの方が多かった。コンビニおにぎりも味付け海苔サイズとはいわずとももう少し小さければ、破れるリスクは少ないと思われる」

「………」

たけ「更にどうにかならんかと思ってしまうのは手巻き寿司のほうだな。実はあれは空中で作るのが困難。テーブルや膝の上を使わなくてはならないところ。更に開いたときにシャリの両端へビニョールを更に開かなければならず、更に更に複雑な形になった全体像を上手く海苔で巻こうとして破れるだけならまだしも、シャリを床に落としてしまったりしてだね、号泣した日本人のなんと多いことか。この現代のハイテクノロジーの時代においてこのやうな……」

「吉川さん、そろそろ着替えた方がいいですよ」

たけ「はい」


N響定期練習。レッスン。

posted by take at 17:34| 活動報告