2016年05月12日

再会


久しく行ってなかった飲み屋へ行く。すみません、飲んでる話ばかりで。

実は以前この場所でも紹介したことあるくらいお気に入り、とてもいい店。

じゃあ、何でいかなくなるの?

ですよね。通ってた店に行かなくなるのにはいくつかの理由、そのパターンがある。 その店の場合はシンプルに接客。

創作料理は、質、オリジナリティ、アピールデザイン、酒ラインナップ、そして被災地支援メニューまで、問題ないどころか魅力に溢れている。そして、板長、料理人が独立、新店舗への流出があったにもかかわらず、クオリティは変わらなかった……造り手とホールスタッフの人間的ムードを除けば。

とても魅力的な店。N響定期が終わり10時を過ぎてからも行って日付が変わるくらいまで、美味しく飲み食いしていたにもかかわらず、行かなくなったのです。そこに変わるくらいの店が他にあるわけでもないのに。

行かなくなる理由はあるんですよ。それまでの居心地が良ければ良いほど、何かが欠けると簡単にもろくも崩れ、足が遠のく。

そして二年くらいか、いかなくなっていた。



久しぶりに行く。義母は美味しい店しか行きたくない人なので、やっぱりここかなと。

店長以外、人は入れ替わっていた。料理もお酒も相変わらず素晴らしかった。会話の何割かは「美味しいね」。やっぱりそうなのだ。


突然声をかけられる。

「吉川さんですよね」

えっ?店員さん、わかるの??

振り替えると、そこに立っていたのは店員ではなく、お客として来ていた女性。彼女は、二年以上前まで通っていた頃にこの店で働いていた女性だった。

男ばかりのこの店で、彼女はとても知的に素晴らしい仕事をこなしていた。接客してくれると随分ほっとしたものだった。結婚し店を辞めたのは知っていた。そして僕らは通うのを辞めるとき、確かに

「彼女いなくなったしねぇ、だからこんな感じの人ばかりになったのかなあ」

と言って飲んでいた。


今日は二才くらいの息子とかつてのお客さんと。なんと店をやめて以来初めてきたのだという。

こちらも興奮して話てしまう。彼女も知った客がいて嬉しそうにしている。

僕らが多分二年ぶりくらい。偶然中の偶然とはいえ、まさか彼女に会えるなんて。

何かに呼ばれたのかもしれない、いや、呼ばれたのだろう。人の力は大きい。出会いも、偶然も、実は人の心や運命をを大きく変える大きなエネルギーと共にある。


また、この店に通えそうだ。


ピアノ合わせ。
明日のコンサート、中野ゼロではなく野方です。皆さんに聞いていただけるのを、本当に楽しみにしています。頑張ります。

posted by take at 23:07| 活動報告