2016年04月29日

アーノルディックノスタルジー


今日明日と大学の学園祭です。季節外れですが、東邦はずっとこの時期。これを経験して、新入生も一気に馴染みます。

今日は晴天なのに風が強く、なんと火の使用は禁止となり、焼き鳥一本も売れず。初めてです、そんなこと。

だからというわけではないが、学生たちの演奏をはしごしてみました。来年の春卒業する楽聖は、東邦祭での演奏は最期になる。ちょっぴり特別な思いで聞く。


夕方最後の金管五重奏コンサート、アーノルドの一番が聞けた。

聞き始めた瞬間、ノスタルジック含め、とても独特な気分に包まれました。もしかしたら、この曲の生演奏を聞くのは初めてかもしれない。

僕自身は過去二回だけ演奏経験がある。二十代の頃に一回、Nーcraftsでも一回だけ7,8年前に。高い人気と実力を兼ね備えた「ザ・金五オリジナル」なので、二回は少ないかな、というイメージです。

やっていた時は、難易度の高さと複雑なアンサンブルに苦労し、聞きながら楽しんでいた気分とは随分かけ離れたのを覚えている。ので、今回のメンタルは更に以前、中高生時、レコードを聴きながら憧れていた時の産物だと思った。


第一楽章を聞きながら、その洗練かつ内向的な世界観に、心から浸ることができた。独特の魅力。カッコヨク感傷的だが、控え目な上品さがたまらない。

イギリスのスタンスらしいバランスの良い洗練は、演歌を愛するジャパニーズトロンボーン吹きにとっては無い物ねだりになるのかもしれない。


この素敵な大人の音楽、若い楽聖の演奏を聴きながら、

作品に憧れ、演奏できることに憧れ、プロフェッショナルな演奏家の生き方に憧れ、そして何より音楽そのものに強く憧れていたあの頃

まだ自分の人生がどうなるか欠片もわかってなかったし、ただただ不安定だけど人一倍憧れと共に一生懸命生きていた、気がつくと、そんな10代の自分に戻りながらアーノルドの世界に浸っていました。


東邦祭、初日。

posted by take at 10:34| 活動報告