2016年04月19日

コンディション その1


楽聖から、コンディションについて聞かれた。

調子の良い日もあれば悪い日もある。調子が良い時期があれば悪い時期もある。どう対処すれば良いのでしょうか?

だよね。きっと最近調子がいまいちなんだろうね。だから聞いてきた。

調子が良い日というのは、とにかく気持ちよく吹ける日。自然に良い音が出る。息の流れもスムーズ。この感じでずっといければどんどん上手くなれる気がする。そんな日。

調子が悪い日というのは、何故だかわからないが吹きにくい。息がスムーズに流れない。力む。無駄に息を使う。自分ってこんな実力だったのかと自己嫌悪に陥る。昨日までの素晴らしいトロンボーン生活も実は駄目な時間で、自分で気づいてなかっただけなのかもと、全く不正確に自虐的感覚に包まれる。そんな日。

体調と同じで一定を保つのは不可能なくらい難しい。

身体は、元気だと精神が喜びをもって酷使する。当然疲れていくが、最中は気づかない。ある程度いって感じ始め、ついにはピークに達し休まざるをえなくなる。そして当然のように自動的に快復したその暁には、無自覚にそうしたくて再び酷使する。

そりゃ一定を保つのは難しいです。

何故だかわからないと書いときながら、実は楽器の調子が悪いのには、必ず原因あります。

日常生活そのものに気力が出ない時期である。目標を見失っている。単純に体調が悪い。実は風邪ひいちゃってる。ここ最近寝不足だ。実は唇が荒れている。口内炎が出来ている。自覚できないような喉の方にもできてたりする。それでも筋肉の使い方には影響がある。ここ最近、あることにこだわった練習をし過ぎてきた。あまり丁寧な音だしができていない。楽器がへたってきてる。オイルやグリス不足。ゴムが固くなったり穴空いたり。練習している環境がそもそも頑張ってもいい音がしておらず、それを自分のせいにして落ち込み気味。人に言われたことを気にしてしまっている。練習しようしようと思いながら夜になってしまっている。目指す本番が無かったりする。昨日が調子良すぎて、今日の自分への期待値がえらく高くなっている…………


僕は若い頃、やはりコンディションムラが激しかった。なんとか「調子いい日ばかりにならないかなあ」と思ってました。

まず、これをやればある程度同じようにほぐれ振動する、というウォームアップルーティンを必ずやることですね。最初こそ丁寧に。

そして、体調か楽器のどちらかが悪い、悪いのは自分ではない(怠けているとか能力とか、スキルや精神のせいではなく)と、絶対開き直る。僕はよく楽器のせいにします。で、オイル注したりゴム変えたり。少しでも変わったら、喜んで「やっぱり楽器のせいだった」と頭と心でスキップする。

ロングトーンではなく、グリッサンドとリップスラーをたくさんする。バズィングからもう一度ルーティンをやってみる。

いい音がわからなくなってきたら、トロンボーンはじめお気に入りのCDを聞いて、サウンドイメージリフレッシュする。

アンサンブルしてみる。人の力を借りて上向きに。

とにかく連日八時間以上寝てみる。

チョコレートを食べてみる。

それでも駄目なら、楽器を片付け飲みに行く。明日また練習すりゃいいんだから。

それでも駄目なら、

………旅に出る。


N響定期練習。
絶対良くなるよ。だから続けられてるんだから。

posted by take at 19:18| 活動報告