2016年04月18日

感心か感動か


皆さんは自分の演奏でもって、聞いた人に感心してもらいたいですか?それとも感動してもらいたいですか?

「うまいなあ」「凄いなあ」は感心ですね。

感動はなんだか言葉にならない。気がついたら身体がぞわぞわし場合によっては涙が溢れる。

「綺麗だなあ」「カッコいいなあ」は、感心だが半分感動もしていそう。



「両方を望みます」という人は大変に立派だと思う。まさに感心します。欲張りとも言えるが、しかし高い理想は持つべきです。

どちらかに特化してたとしても、それはそれで素晴らしい。人間性により、求める評価の質、感じてほしいことも様々でしょう。それも個性といえますね。


実は、それぞれの成果を獲るためにしなければならないこと、そのタイプは違うと思います。


既存とは違うアイデア、演出、速い遅いや大小などのレベルに対して突き抜けてみる。そして刺激と変化を求め、考え、計算し、トレーニングした場合、大いなる感心を生む可能性はある。

しかし感動は生まれない気がします。


感動というのは、いつどこで起こるのかは誰にもわからない。どうやったら起こるのかも、正直わからない。誰にも計算できない、ある意味偶然の産物のような気がします。それがわかるなら、きちんとしたノウハウがあるなら、もっともっと日常的に感動する機会は多いでしょう。演奏家にせよ作曲家にせよ、映画監督にせよ小説家にせよ、出すもの出すもの感動作になる。


ただ、取り組みとしては

「真摯に積み重ねることを継続する」

というのは、絶対条件な気がします。

その部分において、感心を生むプロセスと感動を生む取り組みには、はっきりとした違いがあるのだと思います。


川越へ。

posted by take at 17:55| 活動報告