2016年03月20日

室内合奏団の美しさ


明日は、ブロカート室内合奏団の本番です。14時開演、かつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホールです。

フルオーケストラではできないバロック音楽や、小さい編成のための曲もやりたい。弦楽器は大編成をしっかり弾くだけでなく、シンプルな音楽に携わることで、丁寧なサウンド作りもしたい。

いくつかの意見の元、本体の合奏力アップに貢献する目的も含め、年一回開催し、明日で七回目になります。

今年のプログラムは正しくそんな目的に沿っている。

バッハ ブランデンブルク協奏曲第1番 

ヘンデル 合奏協奏曲 作品6の6

モーツァルト 交響曲第38番「プラハ」


ヘンデルはあまり演奏する機会が無い作品。つまり生演奏で聞く機会も少ない。しかし、流石ヘンデルと唸るばかりの名曲です。どの楽章も充実の美しさですが、特に三曲目のミュゼは出色の個性。 温かく優しい響きに、心穏やかに包まれます。


バッハのブランデンブルグは、難易度の高さもありなかなか手が出せない曲。しかし、団員の思い入れと頑張りあり、バッハがバッハである最大の理由

「ただただ美しいという価値」

までたどり着きつつあります。二楽章のオーボエとヴァイオリンのソロ、合奏との美しき響きには、息を呑みます。終曲の様々な編成の舞曲も、個性豊かに歌いあげます。


モーツァルトの交響曲は、過去40番と41番のジュピターを取り上げてきましたが、今回のプラハで演奏は一皮剥けた印象です。

指揮をしていて、やはり“モーツァルトらしさ”ということと向き合いますし、とらわれもします。ある意味深刻にならず、純粋な喜びと共に淡々と…とか。

しかし今回、初めて

「美しいモーツァルト」

に取り組めている気がします。


ロマン派以降の曲たちと違い、シンプルな和音と形式故に逃げ道がなく、複雑な和音の推移で味を出したり、歌いこんでアピールしたりが難しい。よって合奏自体の響きや、各々の音色に対するイメージが大きくものを言うのがこれらの音楽。


美しきモーツァルトにまでたどり着きつつある演奏。明日はぜひ、皆さんにその透明度と艶、清楚な美しさという喜びを感じてもらえるよう、全力でパフォーマンスしたいと思います。


室内合奏団練習。レッスン。追いコン。

posted by take at 18:29| 活動報告