2016年03月18日

沖縄一巡り


今年度の沖縄が終わった。3日間を8回、計24日滞在したことになる。まだまだ知らないことだらけだが、それでも町や人、食べ物や文化、そして何より芸大と楽聖たちのことが大分理解できてきた。

とてもエキサイティングな一年だった。16年目を迎えた東邦と、途中3年間関わった東京芸大、高松一高だけが、僕にとっての現場だった。どこも楽聖数は多くはなく、門下で分かれているということでもなく、コアな付き合いができる環境。そして、有り難くも拝命した沖縄県立芸術大学も、全く同様のテイストだった。

もっと大きな規模の学舎も多いのに、僕の場合は運命的にこのパターンらしい。

二時間半の飛行機移動、毎月のように三日間をキープするスケジュール管理は決して楽ではなかったが、それでも半世紀にして初めて登場した新しい居場所、それが興味ありまくりの沖縄だったことには、とても興奮したし、留学並に新鮮な体験の連続だった。

話を聞くと、町中のホテルから芸大まで歩いている先生は僕だけではないらしい。人によっては、那覇空港から自転車で直接来る人もいるよう。多分一時間以上かかると思う。

沖縄の町と空気がそんな気分にさせるのだと思う。今回も新しいルートで歩いてみた。ほどよくコンパクトな町の雰囲気も、だんだん頭に入ってきた。

楽聖たちの何人かは昨夏の合宿にも参加したため、彼らとの繋がりもどんどん密になっていった。彼らのムード、日常的な不満も少なからず理解でき、それを打破すべく、いろいろなアイデアを提案した。

昨日開催したクァルテットのコンサートもそのひとつ。例年なら、のんびり過ごすらしい春休み、実は退屈な気分もあったよう。それが一転、楽聖らしい音楽漬け、練習練習の日々だったよう。それもあり、コンサート終了時から打ち上げまで、彼らの顔は達成感で高揚していた。

楽聖たちは、一年でかなり変わった印象。スキルも気持ちも取り組みも。前が良くなかったというわけではもちろんなく。ただ毎回投げる課題と、しっかりと向き合っているように見える。来年度が更に楽しみだ。実は1ヶ月も経たず、一回目がある。メンバーは変わらず。


沖縄は僕の時間を豊かにしてくれ、成長させてくれている気がします。有数の観光地ではあるけれど、その歴史と豊かな文化、空気や自然や人は、媚びることなく逞しく、素晴らしい個性を放っているからです。


沖縄県芸レッスン。帰京。



posted by take at 21:24| 活動報告