2016年02月14日

ブロカートの新しい時代


オーケストラの演奏とは、もちろん安定して磐石、例えば同じように何度も破綻なくパフォーマンスできることは大事。

と同時に、しなやかであり、即興的な時の流れ、一期一会的な霊感からの展開に柔軟に対応し、新しい表現を楽しみながら更なるやる気に溢れ、より盛り上がれるのも大切なスキル。

今日のブロカートの本番では、全ての曲の随所にそんな瞬間があった。

流れが繋がりまくり、複雑なスコアが見事に一本のラインになり、まさに人間の内面の葛藤、歓喜が現れ、妖艶な色に溢れ、そしてきちんと死に至ったドンファン。

エロイカも、計算され尽くしたスコアから、リハーサル時には見えなかった突き進む流れが生まれ、細かく指揮をしなくても、向かう方向がはっきりと見えていた。

そしてアンコール。青きドナウは、自由な閃きに対して、ニュアンスたっぷりの音色が、ヨハンショトラウスの“自由さ”という魅力を引き出していた。


ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。これからも、応援していただけたら幸いです。

ブロカートフィルは、新しい時代に入りつつあります。とても素敵な個性をはっきりと示せる、聞き応えのある表現の時代にです。


ブロカート、本番。

posted by take at 16:28| 活動報告