2016年02月01日

コラール、ガデンツァとフーガ


デュティーユの『コラール、ガデンツァとフーガ』を初めてやったのは、大学二年の時。おさらい会だったと思う。

ちょうどベッケさんの初来日もその年。大学での公開クリニックで、この曲を課題にし、レガートとノンタングのアプローチを重点的に伝えていた。その時、

「これはとても良い曲で、良い課題なのです」

とも言っていた。

三年の時にも、高松での高校の同級生とのジョイントコンサートで取り上げた。ちょっとアカデミックすぎる選曲だとは思ったが、早い段階から

「いい曲。チャレンジしたい」

という気持ちが強かった。

「あれはよーわからんけど、凄い曲やな」

とおふくろに言われ、

「うん、でもあれえー曲なんや」

みたいなことを言った気がする。

その後、コンクールでは吹いたが、なぜかリサイタルではやってこなかった。


大学時代の作曲の先輩に久々に再開した時の会話は、とても印象的だった。彼女はデュティーユの奥様にピアノを習っており、本人とも親しくしていた。

「トロンボーンのために書いたあの曲は、初期の作品だけどデュティーユはとても気に入ってて、聞かせてもらったことがあるわ」


後に、管打楽器コンクールで優勝したフランス人をソリストに、デュティーユ本人が吹奏楽版に編曲し、録音されたことがあると聞いたこともある。本当に気に入ってるんだ、とその時思った。


フランス人のソロのCDには、大抵この曲が入っている。


先日、槌音コンサートで一緒になったピアニストと話していたら

「僕はフランスにいた頃、ミリエールのクラスの伴奏たくさんやったんだけど、みんなこの曲やってたね。あれ、凄くいい曲だよね」


難易度は高いが、やり甲斐のある名曲です。3つの部分に分かれているけど5分くらいしかない。でも難しい。でもよくできている。

がんばろーっと。


川越へ。

posted by take at 21:52| 活動報告