2016年01月05日

セサミンシンドローム


クレイジーキャッツの曲が心底好きな人は、一生懸命生きている人だと思う。

自分の人生のあらゆる経験にヒットし、改めて生き方を見直すバイブルになりうる奥行きと深さがありまくりなわけで、

「結構楽しいコミックソングね」

な〜んてな程度にしか感じない人は、言葉と彼らの歌声のうわべだけ撫でているのだ。そんな人は狂ったニャンコたちの歌を一生懸命感じる生き方すらできてなく、彼らの哲学に……え?何真面目に語ってるんだ?

♪わかっちゃいるけど、やめられない!♪


あー、語った自分が恥ずかしくなってきました。それにしても、いつも思うのは彼らの歌が世に放たれてから半世紀以上経つのに、色褪せないどころか、せせこましくも世知辛くも追われるように生きてしまうこの社会における、ある意味おちゃらラけアンチテーゼが、現代でも変わらずヒットするわけで、やはり狂猫達の歌に頼らざるを得ないくらい人間のサガ、その本質は変わらないのかと思うと……え?何真面目に語ってるんだ??

♪そのうちなんとかっ☆なあるだあろおお〜〜ぅ♪


えー、今日から何回かに分けて、僕がビシバシ感じるクレにゃんの曲、そのメッセージ性を考察してみたい。真面目かっ!


まずは、素晴らしい名作『ゴマスリ行進曲』。作詞は勿論、青島幸男前都知事。この曲が流れる映画『日本一のゴマすり男』は、正しく半世紀前の1965年5月に封切り。僕の人生の時間とドンピなわけで。それにしても、凄い歌詞だ。


【サァー 皆んなそろって
楽しく 元気に ゴマをすりましょう!

ゴマをすりましょ
陽気にゴマをね (ア・スレスレ)
口から出まかせ 出放題
手間もかからず 元手もいらず
すればこの世に
チョイとチョイとチョイとチョイと春が来る
ハァーエライヤッチャ おだてろ
ゴマすってのせろい
(合唱) それ スレスレゴマすれホイホイ】


まず、手間と元手というコスパに対する切り込みは、普段私たちが辿り着かないポイントであり、確かにスーパーへ行き白ゴマ黒ゴマ買う場合は労力もお金もかかるわけで、“実は凄くお得なんだよ”とのメッセージに、心揺さぶられてしまう。

しかしながら、人民は直ぐに気づくのだ。

「ゴマスリって結局媚を売るということでしょ、そんなみっともない生き方認められない。だって客観的に見たら嫌らしいったらありゃしないじゃない」

となる。

しかし皆さん、今一度よ〜く考えてみよう。

私たちは日常で、いろんな人を喜ばせようとして、ちょっとしか思ってないことを巨大にして投げ掛けたり、はたまた本当は思ってないのに言葉にしたり、全くしてないと言えるだろうか、いや言えない。お土産持ってったり、拍手をしたり、笑ってみたり、とにかく褒めたり。

これとゴマスリとはどう違うのだろうか、いやさほど違わない。

そして歌は、世界の平和を高らかに叫ぶ。

♪すればこの世に春が来る♪

つまり、この歌は真面目な正直社会に対するアンチテーゼに見えるが、私たちの日常を歌ったものだし、

「なんならもっともっとやってみようよ。あんた含め、すられて喜ばない人いないよ」

と、より幸せな社会を目指し歌いちぎっているようではないか。私には、

「もっとゴマと人を信じようよ」

と謳っているように聞こえるたりするのです。ホンマか?


海上自衛隊レッスン。冬期講習レッスン。

posted by take at 18:13| 活動報告