2015年10月13日

ポテン舌ル


たけ 「日本のラーメンちゃあ、今や世界を席巻してるのよ。本場で本物のラーメン食べたいって理由で、外人が日本に旅行にやってくるんだから」

学生 「そんなに凄いんですか?!」

たけ 「そう。でね、来日している外人に “どのスープが一番好きか” ってのをテレビでやってたのよ。塩、しょうゆ、みそ、とんこつから選べって。 街角でスープだけ飲ませてね。で、あるひとつがダントツだったんだけど、何だと思う」

学生 「塩ですか?」

たけ 「違うんだなあ」

学生 「じゃあしょうゆ」

たけ 「ノンノン」

学生 「え?みそですか??」

たけ 「イチバンミルキーデスネって言って、みそってジンガイもいたけど少数派。塩としょうゆはいない」

学生 「と、とんこつぅ?!」


そう、とんこつだったのです。学生はとにかく、オンリー日本から一番遠い、塩という調味料が最もグローバルだと思ったのでしょう。気持ちはわかる。しかし結果は逆。やはり動物系で濃厚な味が、肉食中心のジンガイには合うんでしょう。

実は僕にも生徒たちにも、同じある気持ちが宿ってるんだと思います。


“ほ、本当にとんこつでいいの?”


これは、自分たちは好きだけど、外人が好きと言うと違和感になるもの。納豆とかね。

“本当に、あんな臭いもん好きなの?何か騙されてない??”

みたいな。自分は大好物なんですけどね。ただ、このメンタルに至るには、

“日本人の味覚は繊細かつ多様。甘い辛い酸っぱいだけでなく、より深い味わいも求める。故に普通なら避けるであろう臭み、くさやや納豆、あらゆる臓物も料理し楽しむのだ。しかし外人はそこまでではないであろう”

というおごりが見え隠れする。


昨今の日本のあらゆる食べ物に対する世界全体の欲求クレッシェンドを見ていると、そんなおごりを今一度見直し、貪欲ゆえにあまりにもバラエティーな我が国のあらゆる食べ物、その発展に貢献してきた外国から入ってきた料理を生み出した舌の力に、改めて敬意を感じるべきなのでしょう。


僕はたいした舌ではないが、やっぱり偉そうですなぁ。


川越へ、早朝から講義。レッスン。

posted by take at 15:32| 活動報告