2015年09月23日

お辞儀


ANAの機内。

「……なんなりと客室乗務員にお訊ねください」

のアナウンスと共に、通路に立つ客室乗務員の方々がお辞儀をします。

それに応えて、僕もお辞儀をしてたりする。

まあ丁寧っちゃあ丁寧なんだが、客観的に見ると可笑しいでしょうね。客室乗務員の方も、頭上げたら乗客がお辞儀してると、もう一回お辞儀して、ぺこぺこ合戦になるかもしれない。


先日韓流ドラマの中で、主人公が携帯電話で話しながら、

「コマスミダ」

と言いながら、何度も何度も頭をさげていた。

“ほぅ、日本人だけの専売特許じゃないんだ”

と思った。かつて、電話ボックスの中、公衆電話の前で何度も頭を下げるシーンは、日本人の自虐ネタとしてよく語られていた。

ヨーロッパではあり得ない感じ。というか、オペラなんか観に行って、長い休憩時間、社交的にワインを飲みながら談笑する集団の中で、日本人はすぐわかる。なぜなら、常にお辞儀をしてるのは私たちだけだから。これは相づちも含まれてます。


ブロカートのコンサートのアンケート。大抵

「終演時、コンマスだけでなく、オーケストラ全員が頭を下げるべきだ」

という意見があります。日本のプロのオケでは、限られたいくつかの楽団のみ全員でお辞儀しています。

これは、習慣、慣例としては両方が許容されているのでしょう。お辞儀するもんだ、でスタートすれば躊躇なくするし、僕はしない方で始まったから、するオーケストラへエキストラに行った時には、最初ぎこちなかった。


N響では、ほとんどの人はお辞儀しませんが、自主的にしている人もちらほらいます。僕は周りとあまりに違う動きをするのは抵抗があるので、軽く頭を下げる程度の動き。自然とそうするようになりました。

ただこれは、慣習としてや習慣になってでしているのではなく、僕なりの感謝の気持ちがしている地味な動きです。

ここ数年、人生観が変わってからは、客席からの拍手が以前と違って聞こえています。本当にありがたいものだと感じ、心していただいています。


地味なお辞儀も、あまり気にとめず受け取っていたけたら幸いです。


遠足。

posted by take at 12:45| 活動報告