2015年09月22日

夢とユーモア


ホルンクラブ アンサンブルソノーレのコンサートが、大成功の花火と共に終了しました。

僕はトロンボーンを吹くわけではなく、司会と指揮。例年と違ったのは、70才以上の四人のソリストでのヒューブラーのコンチェルト、そのオーケストラ伴奏の指揮もやらせてもらったこと。そんないつもと違う特別な日は、早朝のリハーサルから打ち上げの最期まで、本当に幸せいっぱいの時間となりました。

本業のトロンボーンではなく、口や腕で参加できるのは、極めて仕事感のない “お手伝いテイスト”。なんらかお役に立てているなら、こんなに嬉しいことはない。

そして今回は、ソノーレがソノーレである、他のアンサンブル団体とは一線を画している

「60代は若僧」

というパーソナルを存分に表現すべく企画されたことが、多くの賛同者(オーケストラは全員手弁当だった)の親切な心持ちと共に、歴史的瞬間ともいえる感動を生み出しました。

客席はいっぱいに。60才を越えたプロのホルンプレイヤーの顔もたくさん見える。ただ先輩同業者を応援にきただけでなく、様々定年を迎え新しい活動をしている人たちが、ひとつの指標になるべき瞬間の証人になろうとしているのがわかる。

それはそのまま、ステージ上の若い(ソリストたちよりは)プレイヤー全員、ホルニスト、オーケストラの人たち、そして僕にとっても同じで、いずれ自分にも訪れるであろう年代の、輝かしき演奏姿を、本能が確認したがっていた。


結果は、新しい時代の幕開け、その扉が開いた瞬間となりました。


面会にきた長年の友人たちは、心からの賛辞を先達たちに表明し、尊敬と、もらえた未来への活力に対する謝辞を惜しまなかった。

そして打ち上げまで含め、笑顔と元気をふりまき、誰よりも感謝を表現していたのは、ソリストの四人だった。

代表者の74才、和田さんは

「本当に幸せな時間でした。これはソノーレのメンバー全員が経験すべきこと。ホルンアンサンブル版もオケ版も楽譜はあるから、みんなでやろう」

と幸福のお裾分けを宣言。

人格という光が、まばゆいばかりに輝き、参加者全員の心を照らす。こうやって、学びと敬意は受け継がれていく。


20代の若者から70代まで。幅広い世代が全員充実感あふれる喜びとともに活動できるのは、何より正しくかつ謙虚に導く年長者と、尊敬とフレンドリーテイストでついていく若い世代、そして真ん中で、しっかりと大事なことを、賢くバランス良く表現する世代、全ての人の力だと感じました。

そこには常に、夢とユーモアがあり、私たちコミュニティで生きる人間のお手本、理想郷ような空気が満ちているのでした。


ホルンクラブ アンサンブルソノーレ、本番。

posted by take at 19:46| 活動報告