2023年11月24日

寅で蝶々


そんな寅さんの中で度々出てくる「旅劇団一座」がいる。

ある回で、プッチーニの蝶々夫人をやっているシーンがある。アコーディオンとクラリネット、小さなドラムセットで「ある晴れた日」を看板役者の小百合が歌っているのですが、それが途中からさくら(倍賞千恵子さん)がオリジナルのオーケストラ伴奏で歌うシーンへとグラデーションのように変化する。

クライマックスへと盛り上がっていく歌唱、実際に倍賞千恵子さんが歌っているようで、それはそれで凄いのですが、なんと涙が出てしまうくらい感動してしまって。

やっぱりプッチーニは凄い、蝶々夫人の音楽は凄いなあと。

観てるのはコメディのしかも寅さんなのに‥‥

posted by take at 17:56| 活動報告

2023年11月23日

寅さんとクラッシック


「男はつらいよ」をNetflixで一気見という沼にハマっている。

僕が生まれて少し経ってからスタートしたこの映画シリーズ、時代や世相もあっていろいろ感じることがあるのだが‥‥

とある回。

寅さんが旅をする北海道の原風景がただただ景色として多めに流れる場面があって、そこで山本直純さん、クラッシックをまんま使ってたんです。

シェヘラザードの3楽章やバッハのG線上、他にもヴィバルディの四季を使ってることもあるんですが、これが違和感なくなかなか合うんですよね、画面の雰囲気と。

日本の田舎の景色と西洋のオーケストラ音楽だから、ミスマッチな気がするんだけど、でもとても合ってるし、その前後はしっかり寅さんだからチョー日本なんだけど、全然違和感無い。というか、作品が膨らんでとてもいいんです。

こういう名曲たち、そして自然の景色そのものの底力を感じることになりました。

寅さんもクラシカルに感じるし、クラッシック音楽も普遍的に感じるし。

posted by take at 17:43| 活動報告

2023年11月22日

ツボ


私たち日本人だけかもしれないが、「ツボ」に対するリスペクトというか憧れというか、好意的感情を持っていると思います。

ツボったってお花をいける壺のことではない。これになると悪徳商法の代表商品みたいなのがイメージもあり、壷焼き職人からするといい迷惑。

そっちじゃなくて、鍼灸師が付く身体のツボのように「そここそが的として正解というような部分」のこと。

これは多種多様な使い方ができますね。

たとえば「会話のツボ」とか「笑いのツボ」のように、コミュニケーション上での目に見えない瞬間として使うことあれば、上記の身体における一点だったり、もっと普遍的な幸せのツボや喜びのツボなんてことも、イメージとしてはわからなくはない。


僕が音楽と向き合っていて思うツボ、ほしいツボ、でも本当に難しいツボというのは

「感動のツボ」

「満足のツボ」

「涙のツボ」

これはやはりツボらしい「理屈ではないなにか」であり、ゆえに付けたときの価値はとても高いのだと思います。

posted by take at 16:12| 活動報告

2023年11月21日

努力してない証拠


とあるドラマの台詞。大学の講義を聞いたある卒業生。

「◯◯教授は僕が習った時と講義内容が同じ。努力していない証拠だよ」


少なからず驚きました!

「懐かしいなあ、僕の時と同じだ」という方が絵柄としてもわかりやすく様になっている。

しかしこれは指導者目線であり、しかもかなり現実的なツッコミだ。


僕はかつて、久しぶりに訪ねてきてくれた卒業生からクレームを言われたことがある。もちろん本気で不機嫌なわけではなく「先生、僕たちの時と教え方違う!」と。

「ごめんごめん、あの頃はあの頃で一生懸命やってたよ。でも正直言うと今よりわかってないことがいくつもあった」

「いやいや先生、冗談ですよ。先生には本当にたくさんのことを教えていただきました」

今でもレッスンがどれだけマイナーチェンジし続けられるかは一番の課題。上記のようなツッコミをされないように、そして卒業生からもクレームがこないよう、全力で生きるしかない。

posted by take at 16:01| 活動報告

2023年11月20日

結局的確な準備だけ


最小限とも言える行動から、人生一括りという最大のものまで。

失敗したいと思っている人なんか1人もいない。全員が全ての行動は成功に繋がりたいと願っている。

それならば準備が的確であること!

これに尽きる。

ほんの少し考えるだけで、どう考えてもそうだとわかる。


いやあ、準備なんて面倒くさいことは嫌だと思う人は「たまたまうまくいく」ことに賭けるのだろう。

そうやって運良くいくこともなくはない。

最たるものが宝くじ。一応買うという行為はするが、それ以上の努力も準備も要らず巨大な対価が得られる。

しかし泡銭とはよく言ったもので、こんなことを経験すると、その後準備をすることがバカバカしくなり、基本うまくいかなくなる可能性が物凄く上がる。


やはり的確な準備しかない。

というかそう理解できれば、その準備で自分の時間を埋めれば充実した幸せに辿り着けることが、容易にわかるようになっている。

posted by take at 11:10| 活動報告