2017年06月26日

答えはいる?


「ふじいよだん」が、話題をさらっている。

14才が全ての世代の頂点に立とうとしている異例、棋士という人間コンピューターの精度、その驚異的高性能イメージが同じ生き物としての可能性をグッと広げているようで、とてもエキサイティングなのだろう。

僕はひねくれものなので、あんまり若い時に、広き社会という誰もコントロールできないフィールドから「立派」として評価されると、彼の心の未来がちと心配になりまして……大きなお世話ですが。


そんな藤井君、苦手な科目は音楽や美術だそう。理由は

「答えがないから」

ないから興味がわかないのだそう。

でしょうね。将棋のことはあまりわからないのですが、無限にありそうなパターンだとしても正解や失敗などの結論は随時出るだろうし、何より最後には勝ち負けという答えがはっきりとある。

面白いのは、母親の裕子さんは趣味がバイオリン。アマオケにも参加されてるし、父親の正史さんはジャズ愛好家で(ジャズですよジャズ!!!)レコード収集が趣味という、完璧にこちら側の御夫婦。

藤井君ももしかしたら、学びとしてが苦手で、音楽も美術も享受するのは好きなのかもしれません。


いずれにせよ、逆説的に考えると、答えがあるものの難易度は彼にとってエキサイティングなのでしょう。

………ん?! まてよ。そんな感性型と真逆にありそれが突き抜けている彼がモテているのだとすれば、数学はじめ答えを掴むのが苦手で間反対にいる僕は、モテないってこと??


まあ、そんなんも答えなんかありゃしないしぃ!!!


N響ブラスアンサンブル本番

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2017年06月25日

レイア姫のテーマ


明日所沢にて、総勢13人によるN響ブラスアンサンブルの本番(音楽教室)があり、定期の後更にリハーサルが続きました。


今回新しいアレンジのスターウォーズ組曲があり、これが大変にエキサイティング。難易度は高く、そしてクリアしただけの効果がある音楽たち。

中でも「レイア姫のテーマ」が、心に響きます。

フルートの小林美香さんが、リサイタルのアンコールで取り上げた時は驚きましたが、その世界観は素晴らしく、選曲のセンスに脱帽したものでした。


ジョンウィリアムズのオーケストレーションの絶妙さも、この音楽の印象に大きな影響を与えていますが、宇宙での激しい戦争の合間に流れる「一人の人間を表現した曲」、その美しい姿と内面を両方表したような音楽には、独創的な空気感も相まって、非日常に包まれる喜びがあります。

曲は清楚で内向的、個人的距離感で始まり、やがて宇宙という無限の空間の中に放たれるような素晴らしい拡がりを見せる。

ただこれは、宇宙の中にレイア姫がいるともいえるし、レイア姫の中こそが無限に拡がっているような印象にもなる。


人の心は、宇宙よりも拡く可能性も無限なのだと。


中学生の時に封切られたスターウォーズ、僕はそのかっこよさに完全に打ちのめされながら、素敵なレイア姫に淡い憧れも抱いていた。

役についたものとはいえ、世界中の人から愛されるこんな素晴らしい音楽が、自分のテーマとして得られる人生ってどんなだろう。それこそ憧れてやまない。


先だって世界を駆け巡ったレイア姫役、キャリーフィッシャーさんの訃報は、世界で最も高名な姫の死でもあった。

残念だったのは、身体から薬物が検出されたこと。依存症の人生は、人間の弱さを如実に表しているが、しかしレイア姫を描いた音楽の美しさは、何があっても変わるものではない。


音楽とはそういうものである。


N響定期、ブラスアンサンブル練習

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2017年06月24日

生き方


N響の先輩の言葉で、印象に残っているものがある。音楽とは関係ないのですが。


「吉川、何が辛いって若い人の葬式に出るのが一番辛い」


まだ若い小林麻央さんの死去は、社会的に大きな話題になり、多くの人に死と病を考えさせるきっかけになっている。

いくつまで生きれば「若い人の死」にならなくなるのかはわからない。先輩の気持ちも自分がある程度生きた実感があるからだ。トータルとして幸せだと感じ、亡くなった人の年齢から後の時間にも価値、成長、幸福を強く実感しているからであり、それが与えられなかった人に対する深き同情でしょう。

僕も、僕の年齢なりに同じように思います。

小林麻央さんも、もちろん更に長く生きたかったでしょうから、どうブログに綴ろうが、無念だったのであろうと思います。


ただ同時に、もちろん病気でなく生きるにこしたことはないにせよ、病と生きる中で、家族と共に真の幸せを考えることもあるのだろうとも思います。同情して欲しいわけでもないでしょうし、病気になった人にしか見えない世界、前向きとは何かもあるのではないかと。

だからこそ、死にゆく人への同情より、健康でいながらこそ真の幸せを実感するために、正しく生きるべきではないかと思います。


小林麻央さんのブログ、最後の言葉は


「皆様にも、今日笑顔になれることがありますように」


こんなに美しい言葉があるだろうか。

そしてこれからも生きるであろう私たちが、こんな言葉を心から宿すことができるだろうか。

小林麻央さんより、素晴らしい人生を生きることができるのだろうか。


N響定期

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2017年06月23日

ひびぇ〜っ!ユーフォニアム

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見よ!この光輝くオイホニアムをっ!!

ウィルソン?ベッソン??世界のヤマーハでしょうか???


アクタス店員「ちがーーうっ!!これこそが虎のマークでお馴染みのタイガー社製なのじゃ!!!お〜〜っほっほっほっ」


えー、実際彼女はそうは言っておらず、とにかく葛飾柴又もタイガーマスクも、阪神もタイガーバームもびっくりな、虎のマークのタイガー社製のユーフォニアム。そう、これはなんとプラッチックなのです。

ま、まじかー!!

Euphoniumの“p”はプラッチックのpやったんか?

先日のシャンパンゴールドのトロンボーンもびっくりしましたが、このユーフォニアム、普通に持ってるのを見ただけでは、まったく普通の楽器です。(写真参照)

とりあえず見た目だけでも取り繕いたい人は、これならリーズナブルに実現します(意味不明)。


僕はボッカラーリの最初の8音だけ吹いてみましたが、それはそれは僕のユープラニアムの音。このままコンクールを受けようかと一瞬思いましたが、まあ若者たちの邪魔をするのもなんですし。

誰や!今「自分年なんぼやとおもーとんねん、とっくに受けられんやろが」ゆーたやつ。黙ってエントリーしたらわからんかもしれんが。髪染めたばっかりやし。大体審査員も眼ぇ悪ぅなっとるし。


そんなコンクール、パイパーズの表紙裏辺りで、入賞若者五人の写真入りで

『バックトランペット、管打楽器コンクール制覇!』

なんてコマーシャル載ってたりするけど、ウィルソンでもベッソンでもヤマーハでもなく

『タイガーユーフォニアム、管打楽器コンクール制覇!!!』

なんてことになったらおもろいなー。審査員、眼ぇ良ぉても見た目はまずわからんはずやし。

その広告の下半分は炊飯ジャーのコマーシャルですけどね。

なんでやねん!!!!

(制作協力 株式会社アクタス)


N響定期練習

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2017年06月22日

表現の道 技術の道


一昨日のブログ、何を言いたいのかわかるようでまるでわかりませんね。自分で呆れます。


「ちゃんとしたものをやろうとするのじゃなく、いいものをやろうとしよう」


と書きたくて、全く整理つかないまま文章にしアップしてしまいました。



日本人は「ちゃんとしてることが大事」な民族ですが、それでかなり面白いことができたりもするので凄かったりする。

ただ「ちゃんとする」からスタートしたわけではなく、とにかく面白いも含め「いいもの」を第一義に目指し、ちゃんとするはあとからついてくるみたいなプロセスの民族もいます。

はっきりそうかは世界中の人と話したわけではないからわかりませんが、しかしいるはずです。それらしい話は聞いたことあります(ざっくりしとんなあ)。


技術やノウハウから入るのではなく、とにかく感覚や感性、感情から入り、それを実現するために技術を後付ける。

とにかく表現や意欲こそが、人間のやるべきことの最も価値あるものであるという空気を作り、投げ掛けたい。

そう自分を変化させる過程では

「技術なんてくそくらえだ」

という暴言も吐いてみる(キンミヤホッピー二杯目)。

技術がなければなにもできない、のは最初だけ。

表現意欲が連れてきた技術は、マッチングも様になる。

表現なく技術を磨く時間を繰り返すと、画一的な表現しかしなくなり、それで良いと思ってしまう。

あなたの客は、あなたの技術の享受も喜ぶが、実はあなたの表現の享受の方をもっと喜ぶ。

表現の裏付けなき技術は、同業者の驚嘆と羨望は得られても、人類の心そのものに喜びを与えるほどの価値にはならない。


辺りのことを、書きたかったんです。


N響定期練習

posted by take at 19:17| 活動報告